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萩本欽一 73歳新入生、駒沢大入学式に出席「良い子、悪い子、普通の子、みんな友達」
駒沢大学仏教学部の社会人入試に合格したタレント・萩本欽一(73)が8日、東京都世田谷区の同大学で行われた入学式に出席した。同級生や大学の教員らにも「欽ちゃん」と呼ばれて歓迎された萩本は「良い子、悪い子、普通の子、みんな友達です」とすっかり若返った様子で、4年間の学生生活の夢も語った。
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50歳以上も年下の同級生に囲まれた73歳の新入生。スーツにネクタイ姿も、どこか初々しさが感じられた。式典では、最前列の席に着席。開式前には、横に座った学友に、自ら話しかけ積極的に交流を図った。仏教系の大学とあって、ステージ上の祭壇が設けられ、献花、献灯など独特の式次には、興味津々に見入っていた。そんな中、吹奏楽部・マーチングバンドによるパフォーマンスの際には、目の前に立った指揮者の動きを凝視するなど、プロの芸人としての姿もチラリとみせた。
取材に応じた萩本は、同級生や大学の教員らにも「欽ちゃん」と呼ばれたことを明かし「欽ちゃんに戻れてうれしいよ。誰もオッサンとかお父さんとか言わないからね」と大喜び。式典後の説明会では臨席の同級生が「理解できてますか」と声をかけて助けてくれたそうで、名物番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!」を引き合いに「良い子、悪い子、普通の子、みんな友達です。もうお父さんには戻りません」と笑顔で宣言した。
4年間の学生生活に向け「4年で足跡を残したい。勉強についていって、若い素敵な人と出会いたい」と夢を膨らませ、「野球部のユニホームを着たい。いれてくれないかな」とも。
萩本は昨年3月、東京・明治座での公演をもって大劇場の公演から引退。4月から勉強を始め、今年1月に同大学の社会人入試を受験し合格した。大学の関係者によれば、社会人入試は全学部で4人が受験し合格は萩本を含め2人だった。
また今年の同大学の新入生は約3800人。入学式は午前と午後の部の2度に分けて行われ、仏教学部に入学する萩本は、午後の部に出席。法学部、経営学部ら他学部の新入生2000人とともに門出を祝福された。