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70年代トップモデル山口小夜子の展覧会スタート 現代作家が生前の”気配”を体現
1970年代にトップモデルとして活躍した山口小夜子にフォーカスする展覧会「山口小夜子 未来を着る人」が、4月11日にスタートする。開催に先駆けて公開された東京都現代美術館の会場では、資生堂の広告やパリコレのウォーキング映像など山口小夜子のモデルとしての作品をはじめ、音楽や演劇などパフォーマーとしての活動のアーカイブ作品を多数展示する。終盤では、宇川直宏ら現代クリエーターによる山口小夜子にオマージュを捧げた作品も公開。会期は6月28日まで。
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展覧会「山口小夜子 未来を着る人」は、序章を含む5つのセクションで構成。序章では、遺品を集めた「小夜子のブレインルーム」や「資生堂ベネフィーク(BENEFIQUE)雑誌広告のためのオリジナルプリント」などの展示を通じて原点を紹介する。トップモデルとしての活動を振り返る第1章では、モノクロ作品のほか「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」1995-96年秋冬シーズンのパリ・コレクション出演時の映像や写真を公開。続く第2章では、1973年から1980年まで専属モデルを務めた資生堂の作品を中心に展示し、会場中央にはアートディレクターの中村誠が手掛けた香水「すずろ」や「京紅」のポスターを並べた真紅の空間が配置される。第3章はパフォーマーとしての活動に焦点を当て、舞台衣装デザインが並ぶ「小夜子のアトリエ」を公開。終盤の第4章では、晩年にコラボレーションを行ったクリエーターたちによる新作映像作品やインスタレーションを展示し、会場中に山口小夜子の気配、姿、声を体感できる空間を展開する。出展者は宇川直宏、生西康典+掛川康典、エキソニモ、森村泰昌、山川冬樹の5組。宇川直宏は、縁の人たちが「小夜子とは何だったのか」を語る3時間のプログラムを発表し、自身が主宰するライブストリーミングチャンネル「ドミューン(DOMMUNE)」で配信は行わず山口小夜子本人に捧げるオマージュとして制作したという。同じ空間に同プログラムを見届ける「小夜子マネキン」も設置される。また、山口小夜子の生前2年間「蒙古斑革命」という連載を共に制作していた写真家 高木由利子は、形の異なるフレームに収められた山口小夜子の写真で壁一面を埋め尽くし、写真やファックスなどのコラージュを掲載していた誌面の雰囲気を再現する。会期中は、”小夜子メイク”を完成させたアーティストでサブファ校長の富川栄によるメーキャップ&トークショーをはじめとしたイベントや、山口小夜子が習ったダンスメソッドを体感するワークショップも実施する。…