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少子化対策・愛知の取り組みは? ── イクメン応援サイト開設で盛り上げ
[写真]大村愛知県知事も参加したイクメン応援キャンペーン(愛知県提供)
20日に政府が閣議決定した「少子化社会対策大綱」は、男性の育児参加を強く促す内容となっている。男性の育児休業(育休)取得率を2%(2013年度)から、5年後には13%へと引き上げる数値目標を明記。企業に対しても、育児関連の独自休暇を作るよう促している。国としても“イクメン”政策を進める中、愛知県ではイクメン応援サイトを開設するなど、様々な取り組みを行っている。
2月に「イクメン応援サイト」開設
イクメン応援の気運醸成や企業の取り組み促進に向けて、様々な情報発信を行うツールとして、愛知県は2月23日に「あいちイクメン応援サイト(※以下「イクメンサイト」)」を開設した。
「2014年8月に設置された『あいちイクメン応援会議』の紹介や、イクメン・イクボスを応援する企業の心得、知事や会議委員などによるリレーメッセージを掲載しています」と語るのは愛知県労働福祉課の担当者。なかでも、“イクメンが女性の活躍を支えます!”や“イクボスが職場を活性化します!”などを含む「イクメン・イクボス応援企業5つの心得」は、イクメン個人というよりは企業にとって参考になる内容だ。
イクボスとは、育児や介護など職場で共に働く部下のワーク・ライフ・バランスに配慮し、応援しながら、自らも仕事で成果を出しつつ私生活も楽しむ上司のこと。働く男性がイクメンになろうと思ったら、イクボスの存在も欠かせないのである。
担当者も「名前は『あいちイクメン応援サイト』ですが、リレーメッセージや企業向けの情報など、子育て中の男性だけではなく、企業の方々はじめ幅広い皆様に見ていただける内容となっています」と話す。
へんてこな パパのおにぎり ボクは好き
このイクメンサイトは、県が2014年度に立ち上げたイクメン応援事業の一環という位置づけだ。前述の「あいちイクメン応援会議」は、官民一体となって仕事と生活の調和を推進する「あいちワーク・ライフ・バランス推進協議会」の専門部会として設置。県民一人ひとりの意識改革や、育児などに積極的な男性が、働きやすい職場環境づくりに向けて活動するため、2014年8月、10月、今年1月に会議を開いている。
イクメン・イクボス応援企業5つの心得の企業などへの発信やあいちイクメン応援企業賞の新設、2014年11月にはイクメン応援キャンペーンの実施などの活動を行っている。
さらにほかの事業として、おもに愛知県在住者から募集した「イクメン川柳」も興味深い。最優秀賞に輝いたのは、「へんてこな パパのおにぎり ボクは好き」とユニークだ。ほかにも「イクメンを 育てています 誉め言葉」、「イクメンの 胸にスヤスヤ 抱っこ紐」などがあり、イクメンサイトでも紹介している。
若年層「育児に積極的に参加すべき」
[写真]大学教授や経営者などが参加するあいちイクメン応援会議(愛知県提供)
県が実施したイクメンについての県政世論調査では、「男性の育児参加をどう思うか」という設問に対し、若年層が「育児に積極的に参加すべき」と答える率が高く、40代以上は低い割合だったという。
担当者も、イクメン応援事業についての思いとして「少子高齢化が進む中、日本一元気な愛知を実現していくためには男女を問わず高齢者も障害をお持ちの方も、全ての県民の方々に活躍していただくことが大切であり、特に女性の潜在力を引き出し、力を発揮していただくことが不可欠です。しかし女性の就業率が子育て世代の30代を中心に低くなる、いわゆる“M字カーブ”はいまだ解消されていません。その解消の方策の一つとして、イクメンの普及拡大に取り組んでいます。男性が育児や家事を女性と共にもっと担うことができれば、職場での女性の活躍の幅も広げていくことができるのでは」と語っている。
あいちイクメン応援会議は2015年6月頃に次回会議を予定。2015年度には「イクメン井戸端会議(仮称)」や「イクボス養成講座(仮称)」などの新たな活動も計画している。
一方、イクメンサイトは、4月ごろにあいちイクメン応援企業賞受賞企業について、取り組み内容の紹介も含め、充実した記事にするとともに、5月末をめどにリレーメッセージの次回更新を予定している。県は様々なイクメン応援事業を実施しているが、まだこれは始まったばかりだ。
・あいちイクメン応援サイト(http://famifure.pref.aichi.jp/ikumen/index.html)
地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=35.18018729999997&lon=136.9065643&z=15
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