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気鋭の作家、特任教授に…笠間陶芸大学校
◆佐藤雅之氏と五味謙二氏
- それぞれの作品を前に、握手をする佐藤雅之氏(左)と五味謙二氏(27日、県庁で)
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来年4月に開校する「茨木県立笠間陶芸大学校」(笠間市)の特任教授に、気鋭の陶芸家である佐藤雅之氏(46)と五味謙二氏(36)の就任が決まった。2人は27日、県庁で記者会見し、「笠間焼は可能性に満ちている。発展に貢献したい」などと意気込みを語った。
佐藤氏は新潟県生まれで、岐阜県瑞浪市在住。第1回菊池ビエンナーレ優秀賞などの受賞歴があり、繊細で瀟洒(しょうしゃ)な磁器の評価が高い。
五味氏は長野県生まれで、岐阜県土岐市在住。第10回国際陶磁器展美濃陶芸部門グランプリなどを獲得しており、重厚でどっしりした陶器が特徴だ。
2人は笠間市に移住する準備を進めており、来月から任期付きの常勤県職員として開校準備にあたる。
同校は、県工業技術センター窯業指導所の人材育成に関する体制を一新して名称変更し、来年4月に開校する。笠間焼だけではなく、陶芸に関する専門的な知識や理論、高度な技術を習得させ、現代陶芸をリードする陶芸家を輩出する場所を目指すほか、マーケティングなども学ぶ。
陶芸学科(2年、定員10人)と研究科(1年、若干名)が設けられ、既に作家活動をしている陶芸家のほか、定年後などに陶芸の道に進むことを希望する人なども対象。授業料は年23万4600円で、今年11月頃から、実技や論文などの入試を行う予定。
佐藤氏は、「これまでの経験を切り離して、笠間の人間として作陶し、指導していくつもり。笠間にはあまり知られていないが力のある作家は多い。うまく導き、笠間焼に貢献していきたい」と話した。五味氏は、「笠間は、陶芸の産地として今後の可能性を感じる。泥んこになって取り組み、活性化の起爆剤のような存在になりたい」と語った。
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