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【米国はこう見ている】昨季投球直撃で顔面骨折のマーリンズ主砲、練習で死球受けるも平然
後遺症なし? 「(死球は)いずれ受ける」
昨シーズン終盤に顔面にボールを受けて顔面骨折などの重傷を負ったマーリンズの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手が2月28日(日本時間3月1日)、シミュレーティッドゲームと呼ばれる実戦形式の練習でヘンダーソン・アルバレス投手から死球を受けるアクシデントに見舞われた。MLB公式サイトが報じている。
今季イチロー外野手が加入したマーリンズの強打者に再び悪夢が襲ったという。アルバレス投手のツーシームが左臀部を直撃したのだ。
スタントンは昨年9月11日のブルワーズ戦でマイケル・フィアーズ投手の投じた時速141キロの速球を顔面に受けて、病院に搬送。顔面骨折や歯の損傷などの重傷で手術を受け、その後の試合を欠場。精神的な後遺症も懸念される中、今季は特注ガード付きのヘルメットを使用することを発表し、この日も装着していたという。
アルバレス投手はトミージョン手術からリハビリ中のホセ・フェルナンデス投手が不在のチームにおいてエース的存在で、昨季12勝7敗で防御率2・65。現在、開幕投手を務めることが有力視されている。
その右腕が与えた死球に周囲はヒヤリとしたが、スタントンは平然としていたようだ。「正直なところ、大したことじゃない。(この日)死球を受けようが、受けまいが、いずれ受けるんだから」と語っている。
記事ではマイク・レドモンド監督の「彼がすぐを体を回転させて、よけようとしたのがよかった」というコメントも紹介。今オフの契約延長でプロスポーツ史上最高の年俸総額を手にしたスラッガーの出来は今季プレーオフ進出の行方を左右するだけに、指揮官も安堵した様子だ。