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【米国はこう見ている】田中将大は1年で40人抜き!? 岩隈久志と共に「メジャーリーガー100傑」入り
昨年の87位から一気にジャンプアップ
4月6日(日本時間7日)のMLB開幕ヘ向け、米スポーツ専門局ESPNが「メジャーリーガー100傑」を選出している。日本人選手では、ヤンキースの田中将大投手が昨年から40人抜きとなる47位にジャンプアップ。マリナーズの岩隈久志投手も昨年から10位上がり、80位にそれぞれ選出されている。
ESPNの記者や評論家、解説者60人が候補者300選手に最大10ポイントを与えるシステムでランク付け。右肘靭帯損傷でトミー・ジョン手術を受けたレンジャーズのダルビッシュ有投手ら、今季の出場が絶望的な選手は選外となっている。
47位に選出された田中は、楽天からポスティング制度を経てヤンキースに年俸総額1億5500万ドル(約187億円)の7年契約で移籍し、ルーキーイヤーとして迎えた昨年開幕時より、40位も順位を上げている。先発投手では17番目。MLBが30球団で構成されていることを考えれば、わずか1年でエースクラスの地位を築いたことになる。
昨年は20試合に先発して13勝5敗、防御率2.77という優秀な成績を残し、「タナカマニア」と呼ばれる熱狂的なファンがニューヨークに増殖するなど、一大旋風を巻き起こした。7月に右肘靭帯部分断裂により2か月半、離脱したために規定投球回には届かなかったが、肘の故障さえなければ更に順位を上げていた可能性は高い。
岩隈にもエース級の評価、先発投手では全体27位
ジョー・ジラルディ監督からは、6日のブルージェイズ戦での開幕投手に任命されており、田中は名実ともに名門球団のエースとして自身メジャー初の大役に挑むことになる。
一方、岩隈は昨年のキャンプ前に自主トレで右手の中指を負傷し、開幕から約1か月出遅れたが、最終的には28試合に先発して15勝9敗、防御率3.52という成績を残した。「キング」ことエース右腕フェリックス・ヘルナンデス投手との「2枚看板」はリーグ屈指の評価を手にしている。昨シーズンの与四球はわずかに21で、「コントロール・アーティスト」と呼ばれるほどの圧倒的な制球力を誇る。
昨年は、故障によりキャンプ時に十分にトレーニングできなかったことが、終盤戦の失速の理由になったと岩隈自身は分析している。開幕前の故障と終盤戦の失速がなければ、田中と同じように大幅に順位を上げていた可能性は高い。それでも、全体80位は先発投手では27番目。岩隈も現時点でエースクラスの評価を得ていると言えるだろう。
今季のスプリングキャンプでは、岩隈は故障なく仕上げることができている。ア・リーグの優勝候補筆頭に挙げられるマリナーズにとっても、「アーティスト」岩隈のテンポ抜群のピッチングは躍進の鍵となりそうだ。