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クラブと代表、埋められない溝。シャルケGMも内田の負傷問題に言及
シャルケの日本代表DF内田篤人は今季負傷により出場機会が減少している。先日には指揮官のロベルト・ディ・マッテオ監督も「膝に問題を抱えている」言及したが、今度はホルスト・ヘストGMが同選手のトレーニング状況を明かした。18日、ドイツ紙『レヴィー・スポーツ』が報じた。
ヘスト氏によれば、内田は昨夏から膝蓋腱に問題を持っており数週間前に復帰を果たしたばかりだという。それでも、「負傷の影響で、未だ全トレーニングには参加できていない」と語った。
「彼は3月に状態が良くないにも関わらず、日本代表に招集された。今、彼は手術を勧められているが、我々は回避しようと試みているんだ」
シャルケと日本代表の意見が対立したのは、今回が初めてではない。2014年の春にも内田は筋肉系の負傷を抱えていた。クラブは手術を要請したが、日本代表側はそれを拒否。結局、内田が医師に手術のストップを希望して回復が遅れる結果となった。ワールドカップにも出場した同選手だが、シャルケはその決定に異を唱えていた。
指揮官のディ・マッテオ監督は「彼は非常に重要で、素晴らしい選手だ」と同選手の復帰を待ち望んでいる。
「彼が一刻も早くトップフォームに帰ってくることを願っているよ。今週はよい調子だと感じているようだ」
日本代表とクラブ間での負傷に対する見解の対立は、内田だけではない。ワールドカップではインテルのDF長友佑都が最終戦で怪我を推して出場し続けたことが話題となった。その後、インテルは再び負傷した長友の代表招集を拒否している。過密日程が問題となっているサッカー界は、負傷問題を解決することはできるのだろうか。