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フンメルス、飛行機墜落事故の犠牲者にゴールを捧げることを誓う
ドイツ代表でボルシア・ドルトムントのDFマッツ・フンメルスは一人の教師に次のゴールをささげることを誓った。現地時間27日の『Express.de』が報じている。
25日にフランス南部の山岳地帯で起きた飛行機墜落事故。飛行機はスペイン・バルセロナからドイツ・デュッセルドルフに向かう途中で墜落。同機は大破しており、生存者のいる可能性は極めてゼロに近い状況となっている。乗客にはスペインから交換留学で帰る16名の学生と2名の教師が含まれていたという。
サッカー界からも犠牲者、その家族に対し多くの哀悼の言葉が寄せられている。
そんな中、乗客の教師の1名は、大のフンメルスのファンだったようだ。そしてドイツに残り、それを知っていた彼女の生徒一人がフンメルスの『フェイスブック』にある投稿を寄せている。
その生徒は「私たちの先生は墜落した飛行機に乗っていました。私たちは彼女が大好きだった。あなたは彼女のお気に入りのサッカー選手です」と書き綴り、「私たちは突然の訃報に悲しんでいます」と心境を語った。
生徒は続けて「あなたが次にゴールを決めたなら、それを彼女のために捧げてくれないでしょうか?私はクラス全員で話し合い、それをあなたに心からお願いします」と、フンメルスファンだった彼女に捧げるゴールをお願いをしたのだった。
それを見たフンメルス本人はすぐさま「私の哀悼の意を込めてやってみせる」と、一言だけ返答し、約束した。
オーストラリア戦では出番はなかったものの、29日に行われるEURO2016予選のグルジア戦では出場する可能性が高い。ポジションがDFなだけに得点をすることは難しいと思われるが、彼女のためにもゴールを決めることが期待される。