小塚と無良、挽回できず＝世界フィギュア

　

　 男子フリーで演技する小塚崇彦＝２８日、中国・上海

　 　ともにＳＰで大きく出遅れた小塚と無良は、フリーで挽回し切れなかった。
　　１番滑走の小塚は冒頭の４回転トーループで転倒して流れをつくれず、「これだけ体が動くのに、こんな演技しかできないのか」と嘆いた。今季国際大会で不振が続いた２６歳のベテランは進退を聞かれ、「戦う意志があれば続ける。このままで自分のスケートを終わらせたくない」と語った。
　

男子フリーで演技する無良崇人＝２８日、中国・上海

　 　無良はＳＰに続いてトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）が抜けて１回転半になるミスがあり、得点が伸びなかった。引退した町田樹さんの代役で出場した３度目の世界選手権は苦い思いだけが残り、「一つ失敗しても持ち直せる力を培いたい」と巻き返しを誓った。（上海時事）