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連覇狙うアーセナル、A・サンチェスの一撃で延長制しFA杯決勝進出
【レディング 1-2 アーセナル FA杯準決勝】
今週はリーグ戦だけでなく、FA杯準決勝も行われている。18日にはアーセナルと2部レディングが一足先に登場し、決勝進出をかけて激突した。
昨季に続いて大会連覇を狙うアーセナルは、ここにきて徐々に負傷者たちが復帰しつつある。普段のリーグ戦からメンバーを数人入れ替え、シュチェスニー、ウェルベック、ギブスらがスタメンに名を連ねた。
試合が動いたのは39分、エジルからの浮き球パスをエリア内で受けたアレクシス・サンチェスが、絶妙なコントロールからゴールを陥れ、アーセナルが先制に成功する。
それまでウェルベックと共になかなかボールが収まらず苦しんでいたサンチェスが1プレーで結果を出した。
2部で18位と完全に格下のレディング相手に苦しめられるアーセナルは、先制後も不安定な守備を露呈する。主要タイトルの経験がなく、FA杯ベスト4が88年ぶりというレディングは大きなチャンスを掴んだ。
54分、レディングは左サイドで粘ってポグレブニャクがゴールライン際から中央へクロスを上げると、ファーサイドにマクレアリーがフリー飛び込んでボレーを突き刺した。GKシュチェスニーはクロスで完全に体勢を崩され為す術なし。ライン上でのキャッチもむなしくアーセナルは失点を許した。
63分、アーセナルにさらなる不幸が襲う。守備の要だったメルテザッカーが負傷してプレー続行不可能となり、ガブリエウとの交代を余儀なくされる。
同点になった後、両チームともに明確な打開策を見つけられないまま時間だけが過ぎていく。アーセナルは72分にウェルベックを下げて絶好調のジルーを投入して流れを変えようとするが、すぐには効果が表れない。
84分、アーセナルに大チャンス。ラムジーが左からエリアに侵入してゴールに迫ったが、シュートはポストに阻まれてネットを揺らすことができない。
レディングは87分にポグレブニャクが相手DFと2対2の状態を作ってゴールを狙ったが、力ないシュートはシュチェスニーに難なく処理された。
その後も両チーム揃って決め手に欠き、1-1のまま90分を終えて延長戦に突入する。
延長前半、全員が自陣に引いて守るレディングに対して攻め手を見つけられないアーセナルは、101分にコクランを下げてウォルコットを投入。絶対的なスピードで試合を決めにかかる。
104分、アーセナルはラムジーが強烈なミドルシュートを放つが、GKフェデリチの好セーブに阻まれてしまう。…