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黒田貫禄!9人完全 キレキレ変化球で若ゴイ料理「まずまず」
非の打ちどころがない。広島・黒田がマツダスタジアムで2度目のシート打撃に登板し、菊池、丸ら延べ9人の打者を無安打に抑え込んだ。最速143キロでカットボールやツーシームで球を動かし、3三振を奪った。当初は2イニングの予定だったが、29球で6人を料理したことから1イニングをプラス。最終的に38球を投じた。
【写真】シート打撃で丸(右)と対決する黒田、切れのいい変化球で打ち取った
それでも40歳のベテランは「試合の中で、常にいいボールを選択しながら投げていくのが僕の持ち味。ツーシームはいつものように安定していたので、それを軸に投げられた。いい取り方の凡打も何個かあった。自分の中ではまずまず」と涼しい顔で振り返った。
圧巻だったのは菊池との2打席目の対戦。2ボール1ストライクから内角低めのツーシームで足元を動かし、外寄り高めのカットボールで左飛に仕留めた。今や侍ジャパンの主力に成長した菊池も「向こう(米国)のボールだともっと動くんでしょうね。でも、やっかいです」と脱帽した。
かつて在籍した時の本拠は広島市民球場で初めてのマツダスタジアムのマウンドの感触を確認し「まずまず。硬い軟らかいはなく、こんなものかな」。8日のヤクルトとのオープン戦(マツダ)で対外試合初登板する右腕は「自分のことよりも、打者を見ながら投球しないと。実戦から離れているし、ゲームメーク(の感覚)とかを養っていかないといけない」とテーマを口にした。
▼広島・丸 やっぱりいい投手。ヒットが打てないんだから…。
▼広島・石原 マスク越しに受けている時よりも、打席に立った時の方がより(ボールが)動いている感じ。腕の振りも全部の球種が同じ。