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<スキーW杯>デュアルモーグル、伊藤さつき初の2位
フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)モーグル第8戦は1日、秋田・たざわ湖スキー場で非五輪種目のデュアルモーグルを行い、女子は伊藤さつき(立命大)が自身初の表彰台となる2位に入った。17歳のモーガン・シルト(米国)が、W杯初優勝。星野純子(リステル)は準々決勝で敗れて6位だった。
男子は、ミカエル・キングズベリー(カナダ)が優勝し、W杯新記録となる7連勝で通算28勝目を挙げた。日本勢は、西伸幸(白馬ク)が14位、杉本幸祐(松本大)は16位だった。
◇「3姉妹」末っ子飛躍
初優勝をかけて滑った決勝は、わずか1点差で敗れた。それでも、伊藤さつきは「(悔しさより)うれしさが大きい」と声を弾ませた。
降り続いた雪と強風の影響もあって有力選手が次々と脱落する中、安定感が際立った。準決勝では、W杯通算45勝の女王・カーニー(米国)がスキーの制御に苦しみ、大きくコースを外れるのを尻目にミスなくフィニッシュ。大金星で観客を沸かせた。
前日の第7戦は決勝に進めず、「落ち込んだ」と伊藤さつき。それでもこの日は、前日に失敗した第1エアの後のターンに細心の注意を払い、予選から5本の滑走をミスなくまとめ、「一本一本大切に滑れたことが2位につながった」と喜んだ。
五輪で3大会連続代表のみき、この日ともに出場したあづさを姉に持つ「モーグル3姉妹」の末っ子の21歳。エアの難度など、五輪種目のモーグルで世界最高峰と渡り合うためには課題は山積だが、全日本スキー連盟の斗沢由香子ヘッドコーチは「表彰台を一度経験したことで、今後はまた違った景色が見えてくると思う」。初の表彰台を、姉たちを超えて羽ばたくためのステップにできるか。【平本泰章】