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<ダルビッシュ>靱帯修復手術の場合…復帰に1年以上必要
【サプライズ(米アリゾナ州)田中義郎】米大リーグ、レンジャーズは7日、ダルビッシュ有投手(28)が右肘内側の側副靱帯(じんたい)を部分断裂していることが判明したと発表した。6日に受けた磁気共鳴画像化装置(MRI)による精密検査で見つかった。10日にニューヨークで別の医師の診察を受けて治療方針を決めるが、靱帯の修復手術(通称トミー・ジョン手術)を受ける可能性もある。その場合は復帰に1年以上を要するため、今季の登板は絶望的となる。
ダルビッシュ投手は球団を通じて「もし今季、投げられなければ非常に残念。最終決断の前に、セカンドオピニオンを得ることも含めて、あらゆる選択肢を探りたい」とコメントした。ダルビッシュ投手は5日にオープン戦で初登板したが、1回12球を投げただけで右上腕に張りを訴え、2回の予定を切り上げて降板していた。
ダルビッシュ投手は2012年に6年契約でレンジャーズ入りし、昨季までの通算成績は、83試合で39勝25敗、防御率3.27。昨季は8月に右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りし、その後は登板しないままシーズンを終了した。
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キャンプ地で開かれた記者会見で、ダニエルズ・ゼネラルマネジャー(GM)は沈痛な面持ちで口を開いた。「我々が望んでいた知らせではない」。開幕投手も期待されたエースの故障にショックを隠しきれない。バニスター監督は「温かく見守る」と約束した。
今後の治療方針ついて、ダニエルズGMは「選択肢は三つある」とし(1)故障したまま投げ続ける(2)ノースローの期間を設けるなど休養し、リハビリする(3)靱帯修復手術を受ける−−を挙げた。しかし(1)は危険性が高い。
昨季途中、右肘の靱帯を部分断裂したヤンキースの田中は手術を回避し、2カ月半後に復帰のマウンドを踏んだ。手術を受ければ通常、復帰まで1年以上かかるとされる。ダルビッシュも別の医師によるセカンドオピニオンを求めるなど慎重に対処する考えだ。
昨年8月に右肘の炎症で戦線離脱したダルビッシュだが、同11月の検査では異常は見つからなかった。しかし、大リーグ3年間で目に見えない疲労が蓄積していた可能性は否定できない。昨年7月のオールスター戦前日会見で、大リーグに肘の故障者が多い点を指摘し、主流の中4日登板は「短い」と先発6人制導入を提言するなど、投手の故障防止に強い関心を持っていたダルビッシュ。自らに降りかかったこの試練を、どう乗り越えるか。