Ｃ大阪のフォルラン、ウルグアイ代表引退 10年Ｗ杯のＭＶＰ

　

　

　

　ウルグアイ代表からの引退記者会見で、贈られた花束を手に笑顔を見せるディエゴ・フォルラン。右はパース夫人（12日、大阪市）＝共同

　　サッカーの2010年ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会の最優秀選手で、Ｊ２のＣ大阪に所属するＦＷディエゴ・フォルランが12日、大阪市内でウルグアイ代表からの引退を表明した。５月に36歳となるストライカーは「非常に難しい決断だったが、新しい世代に道を譲る時が来た。国民の一人として代表を応援したい」と説明した。

　　10年Ｗ杯を「最高の思い出の一つ」と振り返り「Ｃ大阪のＪ１昇格に貢献するために全力を尽くすことが今の目標。選手としての引退は全く考えていない」と話した。

　　スペイン１部リーグで得点王に２度輝き、Ｗ杯は02年日韓と、５得点してウルグアイの４強入りに貢献した10年、14年ブラジルの３大会に出場した。代表では112試合に出場し、36得点。Ｃ大阪入りした昨季は７得点と期待を裏切ったが、契約を７月末まで更新した今季は８日の開幕戦でゴールを決めた。〔共同〕