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初先発初勝利の巨人・高木は律儀な苦労人 古巣のMRJを売り込み
巨人のドラフト3位・高木勇人投手(25)=三菱重工名古屋=が、29日の横浜DeNA戦(東京ドーム)でプロ初先発初勝利。遅咲きルーキーは「ワクワクドキドキ」が口癖の右腕だ。
「ジャイアンツというチームはすごくいいなと改めて感じた。自分が小さいころに応援したジャイアンツそのまま。勝つことへのこだわりをすごく感じたし、ベンチに戻るたび、みんなで出迎えてくれて」
6回で105球、6安打2失点でプロ初白星。信は力なりを貫いた。3回に生命線の内角速球を適時打されて1点差に迫られ、なお1死一、三塁のピンチ。それでも「自分のボールを信じて気持ちを込めて投げた。自分程度の投手はそこに投げきれなかったら勝負にならない」。ひるまず内角速球を勝負球に、続くロペス、バルディリスを凡フライに打ち取った。
三重・海星高時代は指名されず社会人に進んだが、そこでも7年間、声がかかるのを待ち続けた。それだけに「今まで頑張ってきて本当によかった」と涙ぐんだヒーローインタビュー後は、観客1人1人と丁寧にハイタッチ。サインを求められると列が途切れるまで応じるのが常で、集団行動を乱しては「いつも怒られています」と頭をかく。だが己を信じ続け、あこがれの世界に足を踏み入れた夢追い人は、自分を応援してくれるファンを誰1人断ることができない。
開幕前に都内で行われた激励会では「景気が上がっています。一家に1機、持つようになると思います」とあいさつ。会場が狐につままれた空気になったところで、「三菱重工名古屋のMRJ(三菱リージョナルジェット)をよろしくお願いします」と昨季までの勤務先が開発中の小型飛行機(約47億円)の売り込みを敢行。半世紀ぶりの国産旅客機は5月29日に初飛行の予定だ。
社会人時代に「ボーイング787」の主翼最終点検を持ち場としていた右腕が、ひと足先に上々のテイクオフを見せた。 (笹森倫)2015/3/31 16:56 更新