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巨人・大田の確かな進歩「三振減」 4番“開花”へコツコツ
【プロ野球実況中継】巨人・原監督が今年の4番候補の1人とした大田泰示外野手(24)が苦戦しています。オープン戦10試合で31打数8安打で打率・258(10日現在)。
ただ、彼の進歩を見て取れる数字もあります。10試合で三振が3個。かつてクルクルと回ってばかりいた彼の打撃を思い起こせば、いかに少なくなったことか。
コツコツ当てにいくのなら、空振りでも思い切り振った方がいいという考えがあるかもしれません。が、川相ヘッドコーチは「センター中心に弾き返そうという意識の中で打てているから、方向性は正しいと思いますよ」と評価します。
オフに手術を受けた長野久義、アンダーソンの両外野手が2軍で調整中。開幕に間に合うか微妙な状況ですから大チャンス。「このチャンスにやらないでどうするのか。ただし、大田にはまあまあよくやってるって数字じゃなくて、ずば抜けた結果を残してほしい。突き抜けるような勢いがなきゃ」と原監督。
現在の数字はその期待に到底応えていませんが、“巨人軍の4番”という重責を担いながら数字を出すことがたやすいわけがない。大田選手は言います。「前のように打席で慌てることはなくなりました。今はしっかりと自分のフォームで打つ、そして成功事例を積み重ねることだと思っています」と。
川相ヘッドも「何試合か打てない時期があるのは当たり前だし、レギュラーはそんな簡単にとれるもんじゃない。問題はたとえ打てなくても巨人の4番として堂々としていられるかどうか。その姿なんですよ」。
かつてミスター赤ヘルとして君臨した山本浩二さんが、「4番・中堅」に定着したのは28歳のときと聞きました。大田選手も今は開花を待つつぼみのように力を充填していると信じます。叩き上げの4番誕生はファンにとっても待望のことでしょうから。
■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。