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桃子、勝負の年 リオ五輪へ例年と違った戦い 今季の成績しだいで
【SPORTS BAR】国内女子ゴルフが先週の「ダイキンオーキッド」(沖縄・琉球ゴルフ倶楽部)で幕を開けた。今年は、例年とはちょっと違った戦いが見られそうだ。2016年リオ五輪で、112年ぶりに正式種目に復帰するゴルフの“日本代表”への道である。
五輪の総出場枠は男女各60人。すでにJOCから15年度(15年1月1日から16年3月31日まで)の強化選手が発表されている。女子は大山志保、横峯さくら、成田美寿々、上田桃子、森田理香子、鈴木愛、酒井美紀、原江里菜の8選手だ。
世界ランク15位以内なら無条件で出場でき、各国最大4人だが、日本は大山の49位(3月2日現在)が最高のため、常識的に考えれば、出場枠は2人となりそうだ。
そんな中、リオに目を輝かせているのが上田桃子である。「マジでリオを目指したい。国を背負うのは普段のツアーでは感じられない重み…。だって日本中が応援してくれるんですよ」
目下、ランク69位で日本人では大山、横峯、成田に続く4番目だが、差はない。今季の成績がそのまま“リオへの道”へつながるとあって、意欲満々なのである。07年には諸見里しのぶと組んで国別対抗戦の第3回W杯(南アフリカ)に出場したが、14位に終わった。国を背負う重みを実感しただけに「今度こそ…」の思いが募る。
6年間戦った米ツアーから日本に主戦場を移した昨季…。開幕の頃は予選落ちを繰り返したが、8月の「キャットレディス」など2勝を挙げて復活した。リオ五輪強化選手に選ばれたことで、宮崎・フェニックスCCを無料で使えるメリットを生かし、年明け1月には師弟関係を結んでいる男子プロの谷口徹らと合宿を敢行、今季に備えた。
つい先日、『かんぽ生命』と専属契約を結び、5年ぶりにスポンサーも付いた。「自分が、まだまだだなと思うこともありますが、ケガさえなければ、結果が出せる準備はしてきたつもりです」と話している。
07年に5勝を挙げて賞金女王になった桃子の“リオへの道”挑戦。各トーナメントに一喜一憂するのもいいが、リオへの軌跡もまた、面白そうだ。 (産経新聞特別記者・清水満)