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G開幕戦オーダーはベテランばかり… 「新成」見たいなら岡本に注目
巨人の開幕戦オーダーに、今季のスローガン「新成」を実感できる見込みは少ない。新時代の胎動を感じたいなら2軍で、ドラフト1位の岡本和真内野手(18)=智弁学園高=に注目だ。
「チャンスで今まで(走者を)返せてなかったので、絶対に返そうと思っていた」
24日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(ジャイアンツ球場)。1回2死満塁で追い込まれ「真っ直ぐを待っていた」が、浦野の126キロフォークに対応し左前へ2点適時打。公式戦初打点をマークした。
相手の浦野は昨季7勝し、今季も開幕ローテ入り。この日は調整登板ながら1軍先発クラス。その相手から、決め球のフォークを仕留めた。11日の春季教育リーグでの初対戦では「フォーク3球で空振りした」と子供扱いされていたが「しっかり次は打とうと思っていた」と適応してみせた。
残る打席も2四球とフェンス前への中飛で中身は濃厚。課題の三塁守備では2回にゴロを捕り損ね失策。試合後に課せられた特守でも、三塁線への強い打球を早々にあきらめてベテランのように悠然と見送ったかと思えば、ちびっ子ファンに「がんばれ!」と声援を受けるたび律義に頭を下げるなど“らしさ”が満載だった。
23日にはセ・リーグ「ファンミーティング」に出演。原監督から「本当に無垢。奈良からあまり出たことないんだよな? 今、技術も世の中のことも、まさにいろんなものを吸収している。近々未来、1軍の中心選手になってもらいたい」と期待の言葉をもらった。
若手の台頭を待望する原監督の思いは切実だろう。「新成」のスローガンにのっとり春季キャンプからゼロベースで競争させた結果、開幕1軍メンバーはベテランが大勢を占めることに。各球団OBが推奨するイチ押し選手コーナーでは、巨人だけが成長株の若手ではなく、39歳で打撃コーチ兼任の高橋由だった。
指揮官は「『新成』を掲げて由伸というのはどうかと思う」と苦笑いしつつ、ベテランを開幕戦で先発させるのが実情だ。
現状ではかけ声倒れの感がある「新成」。岡本の“メガ進化”が待ち望まれるところだ。 (笹森倫)2015/3/26 16:56 更新