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SKE48創設メンバーの門出【佐藤実絵子・中西優香卒業公演レポート】
3月22日、名古屋の栄にあるSKE48劇場にて、SKE48チームS・佐藤実絵子と中西優香の卒業公演が行われた。彼女たちは1期生としてSKE48に加入。佐藤実絵子は長きに渡り最年長メンバーとして若いメンバーを指導し、中西優香は一時SKE48全体のリーダーを務めるなどグループを支えてきた功労者だ。そんな彼女たちの最終公演を見届けた。
⇒【卒業公演フォトレポート】佐藤実絵子&中西優香、最後の挨拶ほかステージの模様
公演1曲目「恋を語る詩人になれなくて」からは佐藤実も中西もフルパワーでのパフォーマンスを披露。SKE48のなんたるかを示すように、そして最後の公演を存分に楽しむようにステージ上で歌い踊った。
終始楽しげに振舞う2人だったが中西は自己紹介で「突然スイッチ入るから」と思わず涙ぐむ姿を見せ、佐藤実は公演最後の曲「水のないプール」の間奏でつぶやくふりの部分で「いままでありがとう」と声を発し、おのおの感傷に浸る姿も見せた。
そして、卒業公演の恒例となってきたダブルアンコールへ。まずは中西が「鏡の中のジャンヌ・ダルク」を宮澤佐江・磯原杏華・古川愛李・松村香織と一緒に披露。AKB48研究生時代に担当していた思い出に残る曲を最後に歌う曲として選んだ。次に佐藤実が山下ゆかり・加藤るみの3人(通称・チームゆかり)で「昨日よりもっと好き」を披露。「歌詞がヤバすぎる」と以前から佐藤実がお気に入りだった曲を最後に歌う1曲目に選んだ。中西の2曲目は「Faint」。最近中西が推していた後藤理沙子、そして、次のチームS副リーダーに任命された矢方美紀とユニットを組む。その姿はチームSを支えてきた彼女からの魂の継承のようにも感じられた。佐藤実の2曲目は2期生のために彼女が作詞・作曲した「僕らの絆」。チームKII時代の苦楽を共にした高柳明音と披露したが、歌唱中にスクリーンに高柳がいままで撮影してきた思い出の写真が映し出されると、ふたりとも涙腺が崩壊。涙声のまま歌い続けることとなった。そして、この後、「私たちがここに確かにいたことを示したくて、今日この日のためだけに曲を作ってきました」と佐藤実が作詞・作曲した「五色の虹」をふたりで歌い始める。曲の2番からは他の1期生である松井珠理奈・松井玲奈・大矢真那も加わり、現在SKE48に所属する1期生全員で歌い上げた。チームが違い公演に立てなかった松井玲奈も「最後に一緒に立ててよかった」と感極まっていた。
最後の挨拶では佐藤実は「私は女性アイドルさんが好きで、中高生のときは週末アイドルイベントに行くのが習慣で、チケットが取れなくても音漏れでもいいからコンサートに行くようなコでした。でも、なかなかアイドルになることはできず、大学4年の夏に最後のチャンスとして受けたのがSKE48。本当に毎日自分がアイドルでいられるというのが嬉しくて、その感動の時間を支えてくれたのはファンのみなさんでした。華々しい結果を残せなかったかもしれないけど、居場所を作ってくれたファンがいてくれて、私はいま胸をはってSKE48を卒業することができます。ほんとにみんなのおかげです。私は東海地方でタレントとして頑張っていくんですが、みなさんが名古屋で『佐藤実絵子って知ってる?』って聞いたら、『知ってるに決まってるじゃん』って言われるくらいの人になって、みなさんがまた胸をはれる人になっていきたいと思います」と締めくくった。
中西は「公演は大きな存在で楽しいことも辛いことがあっても公演はあったし、たくさんの出会いも別れも公演で迎えてきました。あまりにもいろんな思い出があって、自分の生活から公演がなくなるというのが想像できてなくて怖いです。私にはいまやりたいことがあって、26歳は遅いスタートだとは思うんですけど、声のお仕事がしたくて、2年前から声優学校に通っていました。実力不足なのも感じているし、向いてないかもしれないけど、ファンのみなさんがいたから挑戦しようと思いました。いま、突然卒業する実感がなくて、明日もここに立っている気もしちゃっています。公演が大好きだという気持ち、メンバーが大好きだという気持ち、そしてみなさんが大好きだという気持ちを胸にまた頑張っていこうと思います。本当に6年半ありがとうございました」と思いを伝えた。
最後は公演に参加してすべてのメンバーで「あなたがいれくれたから」を歌唱。ふたりの歴史を振り返りながらに門出を祝した。
中西は声優。佐藤実は東海エリアのタレントとして活躍すべく新たなステップを踏み出す。今後、SKE48という枠組を離れても、彼女たちの活躍に期待したい。 <取材・文/ヤスオ 写真提供/AKS>