仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
5人にひとりの酒飲みが「プリン体」を気にしていることが判明
マイナビニュースはこのほど、飲酒の習慣のある人を対象に「健康とプリン体に対するアンケート」を実施した。20代から50代以上のマイナビニュース会員500人が回答した。
調査によると、ビールやお酒を飲む際に気を付けているものとして最も多かったのは「カロリー」で52.6%。次いで「糖質」(12.8%)、「脂質(脂肪)」(10.5%)、「プリン体」(9.4%)の順に続いた。また、プリン体を気にしているかという質問に対しては、「はい」と回答した割合は20代では10%であるのに対し、30代以上では20%と、歳をとるほど、プリン体に対する関心が高くなる傾向がみられた。
プリン体とは、穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分で、主に旨みの成分。また、人間の体内でも生成、分解されており、人体にとっては必要なものである。通常、分解されたプリン体は尿酸に変化して体外に排出される。しかし、摂取量が排出能力を上回ると体内に蓄積されてしまい、病気の原因になるとされている。
プリン体を多く含む食品として挙げられるのは、レバー類、白子、一部の魚介類(エビ、イワシ、カツオ等)、干し椎茸など。お酒に含まれるプリン体では一般に蒸留酒よりも醸造酒のほうが多いとされている。ビールや発泡酒に含まれるプリン体は麦芽に由来し、100mlあたりに含まれる量はそれほど多くはないが、毎日飲酒する習慣のある人はプリン体を多くとりすぎている可能性も。
今回行ったアンケートでも、プリン体を気にする人の対策として、具体的に実践・意識していることとして次のような回答が挙げられた。
■断ビール派
・「摂取しない」(女性/30歳/金融・証券/事務系専門職)
・「ビールを避ける」(女性/29歳/生保・損保/事務系専門職)
・「蒸留酒しか飲まない」(男性/29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
これらの人は、飲酒習慣のある人でありながら、完全にビール断ちをしている人々。同じお酒でもビール以外の種類を選び、プリン体の摂取を控える方法だ。
■ビール、プリン体の摂取量の制限派
・「“プリン体0(ゼロ)”のビールを選んで買っている」(男性/22歳/食品・飲料/ 販売職・サービス系)
・「ビールばかり飲まないようにしている。カニは食べない」(男性/32歳/食品・飲料//営業職)
・「ビールは毎日飲まない」(女性/30歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「ビールは最初の一杯だけにする」(女性/27歳/建設・土木/事務系専門職)
・「なるべく早めに焼酎に切り替える」(男性/32歳/小売店/事務系専門職)
上記の人々は脱ビール派。ビールを完全にシャットアウトするわけではないが、2杯目以降はビール以外のお酒に変えたり、毎日の摂取を避けたり、プリン体カットを謳う製品を選んだりすることで、プリン体の摂取を抑えようと努力している。
■ビール以外の食品の摂取制限
・「水を大量に飲む」(男性/47歳/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「魚卵を控える」(男性/31歳/商社・卸 /営業職)
・「おつまみは食べない」(女性/23歳/不動産/事務系専門職)
・「プリンは食べない」(男性/31歳/自動車関連/技術職)
・「暴飲・暴食をしないようにしている」(男性/46歳/医療・福祉/専門職)
こちらはビール以外でプリン体を多く含む食品の摂取を控えたり、避けることでコントロールしている人々。そもそも暴飲暴食を控えることで対策意識を高めているとも言える。
■運動や食生活全体の改善派
・「通勤を自転車にして少しでも運動する」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ほどよい運動習慣を持つことと、野菜を摂ることを心がけている」(女性/27歳/食品・飲料/事務系専門職)
食事以外にも運動不足も不健康の原因。ジョギングなどの軽い有酸素運動が尿酸値の上昇を抑える効果があるとされるため、生活習慣に適度な運動を取り入れることで対策している人も多いようだ。
一方、市場にはプリン体に注目した商品が展開されている。サッポロビールの「極ZERO」をはじめ、アサヒビール「アサヒスーパーゼロ」、キリンビール「淡麗プラチナダブル」「のどごしオールライト」、サントリー「おいしいZERO」などのプリン体カットまたは低減したビールや発泡酒が続々と登場している。
ほかにも、「LG21」や「R-1」といった明治独自の乳酸菌研究の成果から生まれたヨーグルト「明治プロビオ」シリーズからもプリン体に注目したヨーグルト「明治プロビオヨーグルトPA-3」(税別129円)が2015年4月7日に発売される(ドリンクタイプも税別129円)。今まではアルコール飲料のみだったがヨーグルトの登場で、ますます目がはなせなくなりそうだ。今後、こういった市場がどのような広がりをみせていくのか、注目していきたい。
調査時期: 2015年2月19日~2015年2月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査方法: インターネットログイン式アンケート