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「ポッコリ」ってなんのことなの? 国語辞典編纂者が「健康食品のCMは意味不明」と赤入れ
テレビやインターネットなどで目にする健康食品のCM。そこに、国語辞典編纂者の飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんが、「意味不明の表現に満ちている」と指摘するツイートをし、話題になっている。
健康食品のCMをじっくり見る機会がなかったのですが、改めて観察すると、「これはちょっとひどいのでは」と思うほど、意味不明の表現に満ちています。食べると体がどうなるのか、まったく言質を与えない。リテラシーの授業の格好の材料です。 http://t.co/qV6N2t4LRc
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2015年4月21日
取り上げているのは、ある健康食品のテレビCM。「50代からの“ポッコリ”」、その原因になっている体内の「余分なモノ」など、曖昧な表現ばかりが登場するという。
健康食品のCMについて、「具体的に書くと薬事法に触れるから」というリプライをいくつかいただきました。薬事法に触れないようにCMを作ると、このように無内容になってしまう、そんなCMって何?というつもりのツイートです。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2015年4月21日
@IIMA_Hiroaki 15秒という限られた時間で、薬事法という制約もある中で、何となく視聴者に伝わり、購買意欲を沸かせる。それがCMであり、コピーライティング。 成分や身体変化を説明したら、15秒では収まらないし、印象にも残らず買ってもらえないのです。
— 吉野稀 (@mare_KF_SH) 2015年4月21日
@IIMA_Hiroaki 「そんなCMって何?」っていう、ニュアンストークのアホみたいな文章を、僕達ライターはせっせこせっせこ毎日書いています。お目を汚して申し訳ありません。書いてる本人も「なにこれ?」と思いながら書いています。ごめんなさい。
— コザクラ銀行 粟穂支店長 (@usinau) 2015年4月21日
@IIMA_Hiroaki 1つ、僕が心の言い訳にしているのは、「薬と勘違いしないように」という、指標になるんじゃないか、ということです。このまだるっこしい、意味のない文章で「CM」する物は、薬じゃないんだ、と、思ってもらう指標です。
— コザクラ銀行 粟穂支店長 (@usinau) 2015年4月21日
健康食品のCMは、薬事法に違反しないようにすると、具体的なことが書けなくなってしまうそう。
それだけでなく、テレビCMには放送時間の制約もあり、商品についてコンパクトに伝えなければならない。消費者の印象に残すには、どうしても曖昧な表現を使わざるをえないのだとか。
情報の伝達には、一筋縄ではいかない難しさがあるようだ。
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