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「運命の人」から一転、「仮面夫婦」へ!?  「夫が一番の貞淑妻」タイプが離婚を考えるとき

 「運命の人」から一転、「仮面夫婦」へ!?  「夫が一番の貞淑妻」タイプが離婚を考えるとき

 今回は夫が「甘えん坊のかまってちゃんタイプ」、妻は「夫が一番の貞淑妻タイプ」の組み合わせの夫婦についてご紹介します。
 
 「甘えん坊のかまってちゃんタイプ」の夫は、可愛げのあるチャーミングな男性で、少し子どもっぽいところがあり、感情が優先してしまうことが多いようです。また、周りの評価が気になってストレスがたまりやすく、何もかもを妻に任せっきりにして、甘える「かまってちゃん」になってしまう特徴があります。
 
 「夫が一番の貞淑妻タイプ」の妻は、協調性豊かな「可愛い妻」で、男性からのウケがよいようです。ただ、いつでも夫や周りの人に甘えてしまって、自分では何にもしようとしない依存型になってしまったり、夫や周りの人にいつでもよく思われたいと無理をしてストレスをためてしまったりすることがあるようです。
 
 チェックシートの分析結果で「夫が一番の貞淑妻タイプ」となった佐藤真実さん(仮名/30歳・福島県)が、「甘えん坊のかまってちゃんタイプ」の夫の亨さん(仮名/27歳)との相談で来られました。
 
 真実さんと亨さんは、友人が開いたパーティで出会いました。初対面のときから、年下好きの真実さんは、亨さんの明るく楽しい雰囲気に惹かれました。亨さんは甘え上手で、真美さんは甲斐甲斐しく世話を焼くのが好きなので、相性はぴったり、お互いが「運命の人」と公言していたと言います。
 
 友人たちも羨むほどのラブラブカップルでしたが、結婚後も仲のよさは変わりませんでした。いつも亨さんはやさしく、真実さんを気遣うよい夫で、それにこたえるように真美さんも亨さんのために甲斐甲斐しくつとめる妻でした。
 
 ただ、新婚時代も終わる頃、真美さんが家事と仕事の両立に疲れてしまい、亨さんに「ちょっと、手伝って!」と甘えたところ、亨さんは「イヤだよ、僕も疲れてるもん」と軽くかわされてしまいました。このとき初めて、真実さんは、いつのまにか亨さんが「甘える」役、真実さん自身は「甘えられる」役割になっていることに気づいたそうです。
 
 そして、もう1つ真美さんが気づいたことは、亨さんに言いたいことが言えなくなっている、ということでした。「疲れた」や「休みたい」などの愚痴っぽい言葉だけでなく、「いつも私ばっかりが大変」や「自分のことは自分でやってほしい」といった気持ちが言えないのです。こうしたことを言えば、きっと亨さんは機嫌が悪くなってしまう……と考えると、言葉を飲み込んでしまうのだそうです。…

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