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サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究)
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よく混同されがちなサイコパス(精神病質者)とソシオパス(社会病質者)。ハリウッド映画や犯罪ドラマの影響で、一般に広く浸透した二つの用語で、どちらも反社会的人格を現した言葉である。
精神医学者によると、サイコパスとソシオパスはある種の大衆向け心理学的用語であり、医学用語ではどちらも「反社会性パーソナリティ障害」に分類されるという。そしてその明確な違いについては、心理学の研究文献に十分に定義されていないのが実情だ。
ここでは、アメリカの精神医学博士が分析した両者の違いについて見ていくことにしよう。
アメリカ精神医学会による「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」では、次の特性のうち、3つ以上あてはまると反社会性パーソナリティ障害と定義される。
1. 日常的に法を犯す、または法を軽視している
2. つねに嘘をつき、他者を騙そうとする
3. 衝動的で計画性がない
4. けんか腰で攻撃的
5. 他者の安全性についてほとんど考慮しない
6. 無責任で、金銭的にルーズ
7. 良心の呵責や罪悪感がない
両者の共通点は、他者の権利や感情を軽視し、人を欺く。だからといって全員が危険な犯罪者というわけではない。
一般的に言われている大きな違いは、サイコパシーは総じて先天性のものであり、ソシオパシーは環境によって形成される後天性のものだというものだ。以下は、米サイトPsych Central主宰のジョン・M・グロール博士による分析である。
■ ●サイコパスの特徴
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いくつかの研究の結果、サイコパシーは、脳の構造の違いによるもの=先天性であるという説が濃厚になっている。サイコパスは、脳のなかでも特に感情や衝動抑制を司る部位が未発達だとされる。
一般的に、サイコパスは本当の意味で他者と心を通じ合わせるのが難しいと言われている。その代わり、自分の利益になるように人を巧みに操り、表面的な関係を構築する。サイコパスにとって、人は単なるチェスの駒のようなもので、あくまでも自分の目的のために利用する存在でしかない。サイコパスは、いかに自分の言動が人を傷つけようとも、いっさい罪悪感を覚えることがない。
一方で、サイコパスは表面的にはチャーミングで信頼できる人間に見えるため、定職、それもかなり高地位に就いていることも多い。また、家族や一見すると愛情あふれる関係のパートナーがいるケースも珍しくない。…