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ブラウザで遊べる『スーパーマリオ64 HDリメイク』が任天堂の申し立てにより削除
『スーパーマリオ64』をUnityにてリメイクしたErik Roystan Ross氏の『スーパーマリオ64 HD』ですが、完成度の高さとブラウザからもプレイ可能という点から、公開直後からサーバーがダウンするほどの人気でしたが、アメリカの任天堂社からの申し立てにより、停止しました。
停止措置が掛かったのはブラウザからプレイ可能なバージョンを置いているCloudFlareのサーバーです。氏がゲームを削除し、置き換えた通知によれば任天堂の弁護士アリシア・ベル氏がオーディオビジュアルを始め、ゲームのあらゆる点が同社の保有する著作権を侵害しているものとして、サーバー側に停止措置を求めたことが分かります。
CloudFlareから停止措置とともに抗議文の通知を転送されたErik Roystan Ross氏は速やかにブラウザ版を削除するとともに、任天堂の弁護士に自分が熱心なファンであること、どういった経緯で『スーパーマリオ64 HDリメイク』を作るに至ったか、そしてあくまでもゲームは技術的なデモであり収益化のつもりはないことを伝えています。
氏は続けて問題が正しく十分に解決することを望んでいると述べ、状況を見守ってほしいことと必要であるなら協力は惜しまないこと、寛大な処置を求めています。
こうした経緯のため、停止されたブラウザ版『スーパーマリオ64 HDリメイク』ですが、氏がゲームと任天堂とのやり取りを置き換えた通知は、誰からでも閲覧可能だったため、それを見たユーザーたちの間で拡散され、厳しい議論の的になっています。
国内で著作権に関する寛大な試みといえば昨年、渦中の任天堂がドワンゴの運営する「ニコニコ動画」にて二次創作やプレイ動画で自社の著作物を扱うことを許可し、そのユーザーライクの姿勢から話題になりました。
また先日、バンダイナムコゲームスが同社のが保持ている17のキャラクターの版権使用に関する門戸を広げ、同じく話題になっています。
詳細な条件や許可されている場面が両者ともに違うものの、当然のことながら条件で「不適切なものは許可しない」という部分は一貫しています。
今回の件が、どのように経緯を辿るのか分かりませんが、氏の措置が「不適切ではない」と判断され、寛大な措置が下ることを祈ります。
現在、Erik Roystan Ross氏のブログ上ではブラウザ版こそないものの、ファイル形式のものは以前公開中です。動作環境はWindows、MacOS、Linux。