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リアル聖職者たちがロックで激突!「牧師ROCKS」×「坊主バンド」ライブに潜入
2015年3月20日、四谷にあるライブハウス四谷OUTBREAKにて、「牧師ROCKS」と「坊主バンド」による2バンド公演が行われた。文字通り牧師によるロックバンドと、浄土真宗僧侶を中心とする坊主によるバンドである。
なお、インディーズ音楽シーンにおいては、2バンド公演(ツーマン)は相応の人気がなければできない。駆け出しのバンドが呼べる客は精々10人程度。30人をコンスタントに呼べればそのシーンでは一廉の存在であり、今回は2バンドで130人程の客が入っていたと言えば両バンドの人気と知名度が分かるだろうか。
客層は男女比が2:8程度。年齢はバラバラで客の中には神学者などもおり、客席最前列ではおばあちゃんがかぶりつきでスタンバイしている。一般的なライブイベントではあまり見ない光景である。
前半は牧師ROCKSのアクトだ。Gt.Gt.Ba.Dr.のシンプルな四人構成。聖職者のガウンの上から革ジャンを羽織ったメンバーたちが現れ、ストレートなロックサウンドに乗せて「アーメン!」を連呼する。途中、MCで坊主をDisったことによる仏罰でベースが壊れるなどの機材トラブルを起こしつつも、盛況のうちにライブは終了した。
牧師ROCKSのベーシストである関野和寛氏によれば、バンドメンバーは全員ルーテル派の牧師。教会内の記念行事でバンド演奏を打診されたことをきっかけに、ロック好きの牧師四人が集まり結成されたバンドだという。
関野氏いわく彼らのロックは魂のメッセージだそうだ。「賛美歌はクリスチャンの人しか歌えないですが、それを超えた魂のメッセージを伝えたいと思っていまして。僕たち生身の四人が、日々苦しんでいることとか、神について感じていることなどを詩に乗せて歌っています。信仰を持っていない人にも届いて、共感してもらえて、それで少しでも心が元気になったとかあれば嬉しいですね」とのことだ。
テーマこそキリスト教だが、「メッセージが伝わって共感を得て、相手にエネルギーを与えたい」という意味では、これはまさにロックの本質と言えよう。なるほど、牧師ROCKSである。
転換時間を挟み後半戦。坊主バンドのアクトが始まった。最前列にはビールを手にしたおばあちゃんがかぶりついている。
鈴を鳴らしながら作務衣、法衣姿の坊主たちがステージに現れると客席からは「当たり前だけど全員坊主だ!(髪型が)」との声が上がった。…