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市場規模200億円超!拡大続ける男性肌ケア市場
草食系、肉食系にはじまり、「○○男子」「○○女子」といった“いまどき世代”を表す言葉が増え続けている。その中で最近話題となっているのは「化粧ポーチ男子」だ。
その名のとおり、コスメグッズを小さめのポーチに入れて、休憩時間や移動の合間にお手入れをする男子のこと。「身の周りにいないよ!」という方も多いかもしれないが、男性の身だしなみ意識が高まっているのは、メンズ化粧品市場の拡大によって明らかである。
富士経済の調査によると、男性用フェイスケア用品の販売額は2006年の142億円から成長を続け、2014年の売上は212億円(予想)に上る。ドラッグストアや小売店の売り場を見ても、メンズコーナーの充実に力を入れている店舗が多い。
「たしかに最近、世代を問わずご自身の肌ケアを気にされる男性客のご来店が増えてきています」と話すのは、ファンケル総合研究所の近藤慎也氏だ。
大手化粧品・健康食品メーカーであるファンケルは、2013年10月に「未来肌研究室」(中央区銀座)を設立し、現在の肌状態から未来の肌リスクを調べる「角層バイオマーカー測定」を行っている。近藤氏はその測定および解説を行うカウンセラーとして、お客様の相談にのっている。
「初めてご来店いただくきっかけは、“奥様の付き添いで”というケースがほとんどですが、肌ケアの重要性や男性コスメの需要が増えている話を聞くうちに『じゃあ私も一度やってみるか』と興味を持たれる方が多いですね」(近藤氏)
そこで筆者も『角層バイオマーカー測定』を体験させてもらうことにした。これは“肌の中で起こっていること”を可視化する画期的な肌診断であり、自分の肌にとってストレスになる要因は何か、本当に必要なスキンケアがわかるようなしくみとなっている。
一般的に肌診断というと、マイクロスコープを肌にあてて、状態や水分量、油分量を測定するものが多かったが、この角層バイオマーカーはテープ1枚で肌ストレスを測定し、「細胞乾燥タンパク」「刺激感受性タンパク」「炎症性タンパク」「抗酸化タンパク」「細胞元気タンパク」という5つの角質タンパクレベルから肌タイプを12種類に分類する。
ちなみに筆者は『肌バランスくずれ肌』という診断が出た。結果を見ながら、カウンセラーの近藤氏からエイジングケアに効果的な化粧品やサプリメント、ケアの方法や日常の食生活まで幅広いアドバイスを受ける。アドバイスとしては、「肌が乾燥しがちなため、肌内部で炎症を起こしやすく老化リスクが高い。…抗酸化成分を補うケアや、保湿力の高いクリームタイプでスキンケアを行い、バリア機能の回復を図ること」だそうだ。
「エイジングケアといっても特に自社製品を勧めるようなことはなく、そのときのお客様の肌に必要なものをご案内しています。一方で診断結果はあくまで“いま”のものです。季節や生活習慣によって肌の具合は大きく変わるため、定期的に診断を受けていただき、自分の肌タイプやケアの効果を体感することでご自身のスキンケアの基準を持っていただければと思います」(近藤氏)
肌の内側を外から見ることはできないが、角層タンパクの情報を分析することでリスクを明らかにし、具体的な対処法をとることができる──こうした理論的な説明に好印象を抱き、リピーターとなる男性利用者も多いそう。事実、2013年度のファンケル化粧品メンズ美容液の売上は、2008年との比較で約2倍に成長している。
肌が乾燥しがちなこの時期、男性でも受けられる簡単な肌診断を行い、アンチエイジングの一歩目としてはいかがだろう。
(筒井健二/5時から作家塾(R))