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日本が躍進・・明暗分かれる日韓の医療輸出、韓国メディアの報道に「医療輸出もノーベル賞も負けたまま?」「医療輸出と言うとカッコイイが…」―韓国ネット
先日、中東4か国を訪問した朴大統領は、韓国の医療水準の高さをアピールした。韓国の医学専門誌・ヘルスコリアは10日、韓国と日本は、国を挙げて医療輸出を進めている点で“双子”のように似ているが、日本のほうが躍進していると報じた。
記事によると、日本は2011年、新興国の医療技術が発展したことで、医療産業の貿易赤字はおよそ3兆ウォンに達したという。2007年、医療用画像診断装置の売上シェアが世界で4位だった東芝メディカルが、2011年には16位となり、内視鏡の市場占有率で世界シェア9割を占めていたオリンパスも、18位にまで落ちている。一方の韓国も2009年以降、国内医療機関が海外進出を試みたが、力量不足や政府からの支援がないことで赤字が増え、振り出しに戻ってしまったという。
両国の政府は医療輸出不振を打開するため、輸出をまとめて行なう機構を組織、強化し、医療システムや人材、医薬品、医療機器などをまとめて輸出する「パッケージ」戦略を打ち出した。韓国は韓国保健産業振興院の役割を強化し、韓国貿易公社が医療輸出の専任人材を配置、民間と合同でコリアメディカルホールディングを設立、医療輸出のための契約や金融支援を行なっている。日本は、医療機関50か所や医療機器メーカー23社、コンサルティング会社が手を組み、海外進出を担うMEJ(Medical Excellence Japan)の運営を始めた。
だが、その“輸出方法”が日韓の明暗を分けたと記事は分析している。韓国は美容整形など専門性に特化した分野で世界進出を狙い、韓国内の医療複合施設を各国にPRすることに力を入れ、専門家も養成していた。
一方の日本は、ODAを通して海外に病院を立てる事業に乗り出した。日本政府は国際協力銀行(JBIC)と手を組み、各国で様々な取り組みを行った。ベトナムでは、ベトナム内の10の拠点病院に86億9000万円相当の円借款を行い、ベトナム政府はこの資金を日本からの医療機器購入に充てた。バングラデシュでは、医療関係者や保健当局者を日本に招待し、日本の医療システムを紹介、病院や診療所などで無償で研修を行なった。日本で研修を受けた医療関係者は日本の医療機器や医薬品の使用を望み、バングラデシュ政府は日本から受けた50億4000万円の借款をこれらの購入に充てたという。
その他にも、2012年にはイラクが「日本での医療人材育成」を条件に、日立メディコ社と契約、2014年にはカンボジアのプノンペンに医療法人KNIと民間保険会社が同時に進出、2015年完工予定のロシアの「最先端がん治療センター」には住友重機械工業の放射能治療機器が導入される予定だ。…