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産経前ソウル支局長公判、朴大統領密会のうわさは「虚偽」・・ソウル中央地裁が見解―中国メディア

 産経前ソウル支局長公判、朴大統領密会のうわさは「虚偽」・・ソウル中央地裁が見解―中国メディア

 朴槿惠大統領の名誉を棄損したとして、在宅起訴された産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長に対する公判が30日、ソウル中央地裁で行われ、セウォル号事故当日に朴大統領が元秘書室長、鄭潤会氏と密会していたとのうわさについて、「事実ではない」との見解が示された。30日付で中国新聞網が伝えた。
 裁判長は、「事故当日に鄭潤会氏と朴大統領が一緒にいたのかどうか、または朴大統領の当日の日程を明らかにすることが本案の焦点ではない」し、法廷では被告の行為について、それが言論の自由にあたるのかどうかを審理するべきだとした。
 鄭潤会氏の通話記録を調べ、朝鮮日報の崔記者を証人として出廷させるという加藤氏側の申し出は受け入れられた。加藤氏は記事内容について、朝鮮日報電子版に掲載された崔記者の記事を参照したと証言している。
 問題視されているのは、昨年8月3日に産経新聞電子版に掲載された加藤氏のコラム「【追跡~ソウル発】朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」。噂を引用する形で、セウォル号沈没事故の当日、朴大統領が当時妻帯者だった元秘書室長、鄭潤会氏と会っていたと指摘し、2人が不適切な男女関係にあったことをにおわせた。
 これを受け、韓国の保守派団体などが加藤氏を提訴した。加藤氏側の弁護士は、外国メディアの記者が現地の事件を報じたことで告訴され、刑事審判を受けるのは初めてだとしている。
 (編集翻訳 小豆沢紀子)

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