韓国の会社員9割が「容姿は職場生活に影響」、「なぜ小さい目を美しいと認識できない」と中国メディア

　

　2015年3月27日、韓国の亜洲経済（中国語サイト）によると、韓国では会社員の約9割が「容姿は職場生活に影響する」と考えていることが調査で明らかになった。 別の調査では韓国の女子大生の5人に1人が、「就職のため美容整形手術を受けてもよい」と回答。中国メディアは「大韓民族は、なぜ大きな顔や小さい目を美しいと認識できないのだろう？」と疑問を投げ掛けている。
　
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　韓国の求人サイト・Careerが371人を対象に行った調査によると、「容姿は職場生活に影響する」と考えている会社員は86．0％で、「今年に入ってからダイエットをした」人も64．15％と半数を大きく超えた。
　
　ダイエットをした理由については、「スマートな体形になりたい」（42．30％）、「健康増進のため」（40．38％）、「自信を取り戻したい」（11．54％）、「異性との出会いを有利にさせるため」（3．85％）、「自己管理」（1．93％）の順となった。
　
　また、韓国・聯合ニュースによると、韓国セヌリ党付設の汝矣島研究院が全国の4年制大学68校の大学生男女5617人を対象に行ったアンケート調査で、「就職のために美容整形手術を受けてもよい」と答えた学生は、女子学生が21．4％、男子学生は6．8％だった。
　
　美容整形について、韓国のネットユーザーの反応はさまざま。
　「就職、結婚できるなら整形するでしょ！」
　「就活のためじゃなく、婚活のための整形でしょ？」
　などと肯定的にとらえる一方で
　「韓国の女性は、外見を磨く前に中身を磨いた方がいい」
　「日本で就職したい。外見至上主義の韓国はもう嫌だ！」
　などと批判的な声も少なくない。
　
　こうした韓国の美容整形事情に関して、中国メディア・網易は先ごろ、「韓国人はなぜ美容整形に熱中するのか？」と題する記事を掲載し、その問題点を論じた。記事は「中国人ならば、美容整形手術を受けたことを他人に知られることを恐れるだろうが、韓国人はまったく気にしていない。これは女性だけでなく、男性も同じである」と紹介。
　
　社会学者という筆者は「白くきれいな肌やスマートな身体、二重まぶた、大きな目など、社会が公認している美しさの基準は、根本的なものではなく、後に生まれたもの、つまり人々の認識の産物である。黒人から見れば、黒さがすなわち美しさである。では、顔が大きく目が小さい大韓民族は、なぜ大きな顔や小さい目を美しいと認識できないのだろうか？と疑問に感じ、非常に深く考えさせられた」と指摘している。（編集/KU）