＜サッカー代表監督＞ハリルホジッチ氏と最終交渉

　

　◇１２日決定か
　
　　サッカー日本代表の監督選考で、日本協会と前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏（６２）が最終的な条件面の交渉段階にあることが２８日、分かった。大仁邦弥会長は「細かく詰めないといけないところはある」としたうえで、「うまくいけば（３月１２日の）理事会で承認してもらって正式契約となる」と見通しを示した。
　
　　日本協会は２月２２日の技術委員会で、現在フリーの指導者を優先した候補者リストを改めて作成。大仁会長がハリルホジッチ氏を第１候補とする案を了承して霜田正浩技術委員長が２６日に渡欧し、年俸やコーチ人事など詰めの交渉を行っているとみられる。
　
　　また、小倉純二名誉会長は「監督がよくても、家族などが駄目だとなることもある。難しい時期だが、決まってくれたらありがたい」と話した。
　
　　２０１０年８月に就任したザッケローニ監督は就労ビザ取得の関係で、９月の国際親善試合では指揮を執れずスタンドから視察した例がある。日本代表は３月２７日にチュニジア戦（大分）を予定しており、大仁会長は今回ビザが間に合うかは「分からない」としつつ、試合視察については「できればそういう形で」と語った。【大島祥平】