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<サッカー日本代表>若手スタメン起用も、主力組決定力の差

 <サッカー日本代表>若手スタメン起用も、主力組決定力の差

 ◇国際親善試合 ○日本2−0チュニジア●(27日・大分銀行ドーム)
 
  試合開始時点でピッチに立ったのは、永井や川又ら経験の浅いメンバーばかり。本田や香川はベンチスタートで、「新しい選手を使う」と宣言していたハリルホジッチ監督の意思が色濃く出た。しかし、結果を残したのは経験豊富な選手たちだった。
 
  両チーム無得点の後半途中から本田や香川、岡崎といった以前からの主力がピッチに立つ。本田、香川らは息のあったパス回しで好機をつくった。後半30分過ぎ、中央の香川のパスを受けた左の本田がクロスを上げると、岡崎がしっかり押し込み、その直後も本田がゴール。決定力の違いを見せつけた。
 
  しかし、若手も指揮官の意図を表現しようと必死だった。「(ボールへの)タッチ数を制限することもしようと思う」と就任会見から言っていたようにワンタッチ、ツータッチでボールを回す。前半12分には、長谷部の縦パスを永井がワンタッチで右に流すと、サイドに回った清武がダイレクトにクロス。代表戦初出場の川又のヘディングは得点にこそならなかったが、少ない手数であっという間にゴールに迫った。
 
  ハリルホジッチ監督は「いろいろな変化を起こしたが、よい試合になると思っている」と期待していた。得点という結果を残したのは以前からの選手だが、新しい選手との融合は今後の楽しみになる。【鈴木英世】

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