仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
<ANAHD>世界トップ級目指す…新社長「M&Aなどで」
ANAホールディングス(HD)社長に4月1日に就任する片野坂真哉氏が、30日までに毎日新聞のインタビューに応じた。国際線ネットワークを強化し、アジア市場を積極的に取り込んでいく成長戦略を表明。M&A(企業の合併・買収)などを通じ企業規模を拡大し、売上高で世界トップクラスを目指す考えを明らかにした。【大久保渉】
片野坂社長は「国際線で成長するのが一つのキーワードだ。航空機もネットワークを広げることを視野に長距離を飛べるものを発注している」と述べ、訪日外国人観光客の増加やアジア・北米路線の需要増加などで市場が拡大する国際線を今後の成長戦略の柱に位置づける方針を示した。「10年後には南米やアフリカなどでも(路線拡大を)検討し、ネットワークを広げたい」とし、国際線売上高を15年度比1.5倍に増やして国内線売上高と逆転させる考えだ。
企業規模については「米国や欧州の大手の売上高は3兆〜4兆円だが、アジアではそういう規模の企業がまだない。提携、M&Aなども含めてやっていければと思う」と説明。積極的な投資戦略により15年度時点で約1兆7000億円の売上高を25年度には2兆5000億円に伸ばし、米アメリカン航空や独ルフトハンザ航空など、世界トップの航空会社に匹敵する規模を目指す考えを示した。国内線については「新幹線整備や少子化で需要が落ちていくが、シェア(市場占有率)50%は堅持する」と述べた。
民事再生手続き中のスカイマークについては「羽田枠を持った会社が競合(他社)や海外勢の手に渡れば大きな脅威。それをおさえたいというのは正直ある」と述べ、「ドル箱」である羽田発着枠が他社に奪われることへの懸念を表明。資本参加を前提に事業スポンサーに加わりたいとの考えを改めて示した。