仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
TOHOシネマズ有楽座が閉館 58年の歴史に幕
東京・有楽町のニユートーキヨービル内にある映画館「TOHOシネマズ有楽座」が27日に閉館し、58年の歴史に幕を下ろした。最後の上映作品は、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を描いた『6才のボクが、大人になるまで。』。終了後には、閉館を惜しんで駆けつけた観客からスクリーンに向かって大きな拍手が贈られた。
<相次ぐ閉館…>シネマート六本木が6月閉館へ 賃貸契約が満了
有楽座は、1935年に演劇劇場(現 東宝日比谷ビル)として誕生。1951年には映画専用劇場となり、1984年に一度閉館したが、2005年に「ニュー東宝シネマ1」を「新・有楽座」として改装オープン。2009年には「TOHOシネマズ有楽座」と館名を改め多くの名作を上映してきたが、ニユートーキヨー本店ビルの閉鎖に伴い閉館することとなった。
座席数397のうち、最終上映の観客数は78席。平日だったこともあり満席とはならなかったが、副支配人の岸剛広氏によると「通常より多くの方に来ていただけた」。名残惜しそうに館内を撮影する観客の姿も多く見られた。
上映終了後には、支配人が「これまで何度となく舞台あいさつで見てきたステージに初めて立たせてもらうので、緊張しています」と壇上に立ってあいさつ。有楽座の歴史を振り返り、「古くは『小さな恋のメロディ』、最近では『ベイマックス』と大ヒット作を上映してくることができました。短い期間の支配人ではございましたが、光栄に思うことができる、誇りに思うことができる劇場でした」。
最後は「少し現実味がある言葉になりますが」と前置きし、「皆さま、お帰りの際には身の回りの貴重品をお忘れになられることがないようようご注意くださいませ。本日はTOHOシネマズ有楽座にご来館いただきまして、誠にありがとうございました」と深く頭を下げて感謝を伝えていた。『第38回日本アカデミー賞』の授賞式が27日、都内で開催され女優・宮沢りえが7年ぶりの主演作『紙の月』で最優秀主演女優賞を受賞した。舞台の仕事の都合で会場を後にしていた宮沢の代理として、吉田大八監督がステージにあがり、「映画も演劇に負けない野心的な企画を持っていかないとな、と彼女がいない席を見ながら思いました。彼女がまた7年空いたら、もったいなさ過ぎると思います」と宮沢を讃えた。
<今年の受賞作品&受賞者>『ふしぎな岬の物語』が最多13部門受賞
舞台の上演後、授賞式のテレビ中継に電話で出演した宮沢は「この作品に出会えたことは宝物。これからも志を高く頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。宮沢は来年度の同授賞式の司会を務めることになる。
同作は、直木賞作家・角田光代氏の小説を実写化。銀行で真面目に働く主婦・梨花(宮沢)が、年下の不倫相手のために、巨額の横領事件を引き起こすサスペンス・エンターテインメント。公開初日に行われた舞台あいさつでは、吉田監督から「あなたがオファーを受けて、ヒロインの梨花が顔を持った瞬間に映画の運命が変わった」と感謝の手紙が読まれ、涙を流した宮沢の姿も話題となっていた。
最優秀主演女優賞の発表前には、宮沢が「撮影は1年ほど前になりますが、華やかな場で素敵な賞をいただいて、『紙の月』という作品に出会えた大きさを感じています。私の歴史の1ページです」とコメントを寄せていた。宮沢の同賞受賞は、第26回(2003年)に『たそがれ清兵衛』で受賞して以来、2度目となる。