ドイツ旅客機墜落、格安航空会社の飛行機は安全なのか？―中国紙

　

　中国紙・揚子晩報は２５日、ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングス機の墜落事故を取り上げ、「格安航空会社（ＬＣＣ）の飛行機の安全性」について考察した。
　現地時間の２４日午前、乗客・乗員１５０人を乗せたエアバスＡ３２０型機が、スペインのバルセロナからドイツのデュッセルドルフに向かう途中、フランス南部のアルプス山脈に墜落した。全員が死亡した。墜落地点は標高約２０００メートルの雪山で、捜索活動の難航が予想される。事故当日にジャーマンウイングス社が開いた記者会見で、中国人乗客はいなかったことが確認された。
　この事故を受け、昨年末のマレーシア機行方不明事件を連想した中国ネットユーザーからは、「格安航空会社の安全性」に対する懸念が噴出している。これについて、中国の複数のＬＣＣ関係者は「ＬＣＣは経営モデルが違うだけ。たとえば、われわれは高層ビルにオフィスを構えるようなことはせず、賃貸で済ますといった具合。だが、安全基準は全航空会社で統一されており、ＬＣＣの安全基準が低いというわけではない」と語った。
　（編集翻訳　小豆沢紀子）