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中国人はなぜ中国車を購入しないのか・・・「『質が悪い』のイメージが根付いた」=中国メディア
中国メディアの汽車之家は15日、中国の自動車市場において中国自主ブランドのシェアが年々減少していると指摘し、「中国人はなぜ中国車を購入しないのか?」と論じる記事を掲載した。
記事は、「中国人はなぜ中国車を購入しないのかと指摘することは極めて勇気の必要なこと」とし、そのようなことを書けば、すでに中国自主ブランド車を所有している中国人は激怒するに違いないと指摘。一方で、「中国自主ブランド車の品質は近年向上しているとは言え、市場シェアが減少気味なのは争いようのない事実」と指摘した。
また、米国の市場調査会社であるJ.D.Powerが発表した2014年度の中国自主ブランド車の品質調査報告書を引用し、「中国自主ブランド車と海外ブランド車の1年間に発生した問題数の差が過去最少になったことも事実」と論じた。
続けて、J.D.Powerが中国の自動車オーナーを対象に、それぞれが所有する自動車に1年間で発生した問題の数を尋ねたところ、中国自主ブランド車は年131回、海外ブランド車は年95回だったとし、「その差はわずか36回だった」と指摘。08年に行われた同調査における差は145回だったことを指摘し、「中国自主ブランド車の品質が大きく向上したことが背景だ」と論じた。
さらに記事は、中国自主ブランド車の品質が向上する一方で市場シェアは減少しているとし、中国汽車工業協会のデータとして14年は「11カ月連続で減少した」と紹介。また、14年の中国自主ブランド車の販売台数は277万4400台に達したものの、市場シェアは前年比5.55%減の22.42%にまで減少したと伝えた。
また、海外ブランドとの合弁企業では利益をあげているとしつつも、自主ブランド部門では赤字である中国自動車メーカーは多いと指摘し、「海外ブランドに依存する経営状況になっている」と紹介。
さらに記事は、中国人消費者の間で根付いた「中国自主ブランド車は質が悪い」というイメージが中国自主ブランドの価値を損ねていると指摘し、粉ミルクのような中国製品が中国自主ブランド車を含めた中国製品全体に「安全性に劣る」というイメージを植え付けてしまったと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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