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日本の歴史学者19人、米出版社に教科書の記述訂正求める=「慰安婦は天皇の贈り物」などの「非常識で誤った記述」を痛烈批判―米紙
2015年3月17日、米紙ワシントン・ポストによると、日本の歴史学者19人が、米出版社マグロウヒルが出版する歴史教科書の慰安婦に関する項目に不適切な記述があるとして訂正を求めたことが分かった。
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マグロウヒル社が出版している米国の歴史教科書の“慰安婦”に関する記述の中に、不適切な内容があるとして、日本の歴史学者19人が同社に訂正を求めた。報道によると、現代史家の秦郁彦氏は17日、東京都内の外国人特派員協会で記者会見を行い、「売春婦は人類史上、いつの時代にもどの国にも存在しており、慰安婦が特別なカテゴリーで扱われるものではない」と述べた。記事では、日本と韓国、中国との間の外交関係の摩擦の中核となっているのが慰安婦問題であると伝えている。韓国と中国は、第二次世界大戦で20万人もの女性が日本軍によって強制的に連行され、慰安婦として働かされたとされることについて、日本がごまかそうとしていると主張している一方で、日本は慰安婦問題は解決済みだと主張していると報じている。
マグロウヒル社の歴史教科書をめぐっては、日本の外務省がマグロウヒル社と慰安婦に関する項目の著者であるハワイ大学のハーバート・ジーグラー教授に対して、記述を訂正するよう求めたが、双方から断られている。ジーグラー教授は先月、ワシントン・ポストの取材に対して、日本政府から訂正を求められたことは「言論の自由と学問の自由を脅かすものである」との見解を示した。
秦氏らは、教科書の中で「20万人の女性が強制的に連行された」としている数字は誇張であり、実際には約2万人であると主張している。また、慰安婦は「天皇からの贈り物」と記述していることは、あまりに非常識な表現であると批判した。秦氏はまた、「歴史家として、これほど多くの誤りが記載された教科書を見たことがない」と語り、マグロウヒル社に記述の訂正を求めたと述べた。(翻訳・編集/蘆田)