水不足の台湾、北部の一部地域で4月から時間指定断水実施

　

　（台北 19日 中央社）中央災害対策センターは19日、来月1日から新北市の一部と桃園市の全域で、給水制限の段階を最高レベルの「第3」に引き上げ、1週間のうち2日間水道水の供給を中止する時間指定断水を実施すると発表した。台湾では昨年の秋から少雨が続き、西部を中心に深刻な水不足となっている。
　
　新北市で時間指定断水が実施されるのは、板橋、樹林、新荘、土城、三峡、鶯歌、泰山、五股、蘆洲、八里、林口の各区。断水になる時間帯は各地域で異なる。経済部では市民らに対して節水を呼びかけている。
　
　また、今月23日からは、新北市の一部、桃園市、新竹県、新竹市、苗栗県、台中市、彰化県の一部、台南市、高雄市でそれぞれ工業用水の給水制限が強化されることも決まった。
　
　（黄巧ブン／編集：齊藤啓介）