仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
黒覆面男の身元特定=「イスラム国」人質殺害容疑者-英
後藤健二さんを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」メンバーの通称「ジハーディ・ジョン」(インターネットの投稿映像から)
【ロンドン時事】英BBC放送など複数のメディアは26日、フリージャーナリストの後藤健二さんら人質を殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」メンバーの通称「ジハーディ・ジョン」の身元について、英国人の男モハメド・エムワジ容疑者と特定されたと報じた。エムワジ容疑者は、イスラム国で「ビートルズ」と呼ばれる英国籍4人組のリーダー格とされ、インターネット上で公開された映像では、黒い覆面をかぶり、ロンドンなまりの英語を話している。
クウェート生まれで27歳前後のエムワジ容疑者は、ロンドン西部の中流家庭育ち。市内のウェストミンスター大学でコンピュータープログラムを学び2009年に卒業した。しゃれた服装を好む一方、イスラムの信仰を固持し、モスク(イスラム礼拝所)にも通った。
09年5月にタンザニアに行こうとしたところ、到着時に拘束され国外退去処分を受けた。その後も、ソマリアに向かおうとしたとして英情報当局から追及を受けた。友人らの話では、この頃から過激思想に染まり始めた。12年ごろシリアに入り、イスラム国に加わったとされる。
14年8月以降、米ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏ら複数の英米人の人質のほか、後藤さんや湯川遥菜さんの殺害も実行したとみられている。
英警察は報道を受けて声明を出し「現段階で容疑者の身元を確認したり、現在進行形のテロ捜査の進展状況について情報を更新したりする考えはない」と表明。ウェストミンスター大も声明で、エムワジ容疑者が在籍していたことを確認した上で「(犯行が)事実だとしたら衝撃的であり、われわれはそれを嫌悪する」と強調した。