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ST、6軸慣性測定ユニット「ASM330LXH」を2015年Q1より量産と発表
STマイクロエレクトロニクス(ST)は11月7日、業界最小クラスのオートモーティブ・グレード準拠の6軸慣性測定ユニット「ASM330LXH」を発表した。
「ASM330LXH」はジャイロ・センサおよび加速度センサを搭載しており、トンネルなどの全地球衛星測位システム(GNSS)からの信号が弱い環境下でも、直前にいた場所から、時間、加速度および方向の変化に基づき現在位置を計算する、高度な推測航法ソフトウェア・アルゴリズムの利用を可能とする。また、自動料金収受システムやその他の車載テレマティクス機器へ応用することもできるという。
同製品では、同社のTHELMAマイクロマシニング・プロセス技術が適用されている。3軸加速度センサと3軸ジャイロ・センサが同一シリコン上に形成されており、LGAパッケージ(3x3x1.1mm)で提供される。検出範囲の選択(16bit同期データ出力で2/4/8/16g、125/245/500/1000/2000dps)が可能で、ジャイロ・センサおよび加速度センサは6つの出力データレートからの選択できる。また、電力効率は、(パワーダウン、ローパワー、ノーマル)で変化する。
なお、単価は1000個購入時に約6ドルとなっている。現在サンプル出荷中で、2015年第1四半期に量産を開始する予定。
6軸慣性測定ユニット「ASM330LXH」
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