８カ月の治療終え帰国＝結腸がん「治療成功」－オマーン国王

　

　 オマーンのカブース国王＝２０１３年１１月、マスカット（ＡＦＰ＝時事）

　 　【マスカットＡＦＰ＝時事】中東の親米国オマーンのカブース国王（７４）は２３日、ドイツでの８カ月に及んだ治療を終え帰国した。オマーンの国営テレビが伝えた。外交筋によると、国王は結腸がんを患っていた。
　　国営テレビは、支えなしで王室専用機を降りて赤いカーペットの上を歩く国王の映像を「治療は大成功」と放送。ツイッターには「８カ月間、オマーン人は国王の回復を祈っていた」「国王は自分自身をオマーンにささげてきた」と回復を喜ぶメッセージが投稿された。
　　カブース国王は１９７０年にクーデターで父親を追放して以来、４５年間にわたり統治を続けている。独身で子供や兄弟はいない。後継者は未定。