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「挑戦」誓いの春
◇新年度スタート
新年度を迎えた1日、府内各地で入庁式や新組織の発足式が行われた。新たなスタートに、職員らは気を引き締めていた。
■府庁
府庁では、398人の新規採用職員に松井知事から辞令が交付された。代表の六田将哉さん(29)は「府民の皆さんに、最高の公共サービスを提供できるよう頑張ります」と決意表明。松井知事は「誠実に府民の思いを受け止め、自律的に行動する公務員となってほしい」と述べた。
府と府内27市町が合同で地方税を徴収する「府域地方税徴収機構」がこの日、発足。本部を府咲洲庁舎(大阪市住之江区)に置き、職員約40人が滞納が問題となっている地方税の徴収率アップに乗り出す。また、府は、人口減少社会対策推進会議の初会合を開き、政府のまち・ひと・しごと創生本部が求める総合戦略を年度内にまとめることを確認した。
- 辞令を受け取る新入社員たち(新関空会社で)
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■新関空会社
関西、大阪(伊丹)両空港の運営権売却(コンセッション)に伴い、来年1月頃にも民間企業による運営開始を予定している関西空港では、新関西国際空港会社が、グループ会社2社と合同での入社式を行った。
3社の新入社員31人を前に、新関空会社の安藤圭一社長は「空港ビジネスモデルの変革に向け、果敢に取り組んで頂きたい。初心を忘れることなく、時代をリードしてほしい」とあいさつし、辞令を交付した。新入社員を代表して決意表明した、浅田佳奈子さん(23)は「(運営権売却に)不安もあったが、新しいことに挑戦する期待の方が大きい」と話した。
■大阪観光局
- 観光局長に就任し、抱負を語る溝畑氏(大阪市中央区で)
音楽イベントを巡る多額の赤字が昨年度、問題化した大阪観光局(大阪市中央区)は1日、新局長に元観光庁長官の溝畑宏氏(54)を迎えた。記者会見した溝畑氏は「オンリー大阪と言える資源を掘り起こし、大阪、関西をもっと元気にしたい」と抱負を語った。
サッカーJリーグ・大分トリニータの運営会社の社長も務めた溝畑氏は、プロスポーツチームの多い大阪を「一流のスポーツが見られる聖地」と評価し、スポーツを観光戦略に取り込むアイデアを明らかにした。
観光局は、赤字問題で上部組織の公益財団法人・大阪観光コンベンション協会との連携の悪さが指摘されたことを受け、組織を一体化。同日、協会の名称を「公益財団法人・大阪観光局」に改めた。
■府教育委員会
パワハラ問題で前教育長が辞任したことを受けて、1日に新教育長に就任した向井正博氏(60)は、松井知事から辞令を受け取り、「課題が山積している教育行政を支えてほしい」との激励を受けた。
記者会見で、向井氏は「学力向上と社会で自立する力の育成に特に力を注ぎたい」と強調し、2年連続全国平均を下回った全国学力テストの成績を、全国平均並みに上げることを目標に掲げた。
■府警
女性や子供を狙った犯罪や街頭犯罪に対応するため、府警は「犯罪抑止戦略本部」(90人態勢)を発足させた。防犯カメラ画像の収集・解析を専門に行うなどし、捜査現場を後押しする。
同本部はこれまであった犯罪対策室と犯罪捜査支援室が統合する形で構成。画像解析のほか、犯罪手口の情報分析などを担当。防犯活動で自治体や事業者、地域住民との連携を強化していくという。
発足式では、樋口真人・府警本部長が「巧妙化する各種犯罪に対し、スピーディーかつ的確に対応してほしい」などと訓示した。
一方、全国初の専門部署として1日に新設された府警の「自転車対策室」と高槻署は、高槻市内の交差点で夜間の自転車利用者への指導取り締まりを行った。同室員と高槻署員計12人が、信号無視をした違反者に交通切符を切ったり、イヤホンで音楽を聞きながら運転していた利用者に警告したりした。
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- 観光局長に就任し、抱負を語る溝畑氏(大阪市中央区で)