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しだれ桜 倉吉名所に
◇しあわせの郷 有志があす保全会発足
倉吉市の文化施設「伯耆しあわせの郷(さと)」(小田)のしだれ桜95本を保護・活用しようと、地元有志が12日、「しだれ桜の里を育てる会」を発足させる。100本近くがまとまって咲く場所は珍しいといい、メンバーらは「打吹公園や極楽寺に続く、倉吉の桜の名所にしたい」と夢を膨らませる。(浜畑知之)
同施設のしだれ桜は、オープン2年前の1991年11月に約100本植えられた。しかし、大きく育てるために必要な剪定(せんてい)などの手入れが、約20年間ほとんど行われてこなかった。
2011年11月、鳥取市在住の樹木医吉岡武雄さん(62)が講演で施設を訪れた際、一部は弱った状態になっていたしだれ桜に気付き、「たくさんあるのにもったいない」と、手入れするよう助言。施設職員やボランティアらと一緒に不要な枝を切ったり、肥料を施したりし、残っていた95本が活力を取り戻した。
樹高は最大10メートルで、今では濃淡鮮やかな4色の花が咲き誇る。昨年頃から、結婚式の記念撮影で訪れる人が増えるなど人気が高まっており、吉岡さんや同施設の中村輝彦館長(59)ら有志約10人が、末永く管理するための組織結成を決めた。
既に会員の募集を始めており、県内外から約100人が入会。桜の鑑賞会や写真コンテストなどのイベント開催を検討しており、12日には同会の設立総会を開く。見頃は今週末までで、11、12日には「しだれ桜の里まつり」も開催。県立倉吉西高弓道部の演武、利き酒会(ともに12日のみ)、茶道裏千家淡交会などによる茶会(両日)などが催される。
中村館長は「きちんと手入れしたことで見栄えも良くなった。たくさんの人に楽しんでもらえるよう、大切にしていきたい」としている。
「しだれ桜の里を育てる会」の年会費は個人1000円、団体5000円。問い合わせは伯耆しあわせの郷内の同会事務局(0858・26・5581)。