仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
道内荒天 JR小樽―手稲不通続く
急速に発達した低気圧の影響で、北海道内は11日も荒天に見舞われ、札幌市と小樽市を結ぶJRの運休が続き、各地で交通機関の乱れや停電などが発生した。札幌管区気象台によると、道内では12日昼まで強い風が吹き、太平洋側や日本海側では雪を伴う見込みで、交通障害や高波などに注意を呼び掛けている。
同気象台によると、11日午前11時までの24時間降水量は、広尾町で90ミリなど。同降雪量は平取町で60センチだった。最大瞬間風速は、えりも町で午前5時40分に32・7メートル、釧路市では午前8時6分に29・1メートルを記録した。
JR北海道によると、函館線銭函―朝里間で10日に起きた土砂崩れの影響で、11日は始発から小樽―手稲間の運行を取りやめた。同区間を含む札幌近郊で快速や普通列車などが運休。復旧のめどは立っていない。根室線、釧網線などでも始発から運転を見合わせた。
北海道中央バス(小樽市)などは、札幌―小樽間の高速バスを増発させた。11日は朝から3台を追加したが、通勤客や観光客らで満席の状態が続いているという。
小樽駅前のバスターミナルでは、観光客らが長蛇の列を作った。福島県南相馬市から旅行に来た会社員遠藤恵子さん(62)は「昨日、小樽に来る時も列車が立ち往生した。この後、列車で登別や函館へ行く予定なので不安です」とバスに乗った。小樽築港駅まで通学する予定だった小樽水産高校2年伊藤悠哉さん(17)は「人が多くてバスに乗れなかった」と困惑していた。
小樽市から毎朝、高速バスで札幌市内に通勤している公務員男性(53)は「いつも乗るバス乗り場に3倍以上の人が並び、何便待っても乗れなかった」と話した。結局バスでの出勤をやめ、妻に自家用車で札幌市内まで送ってもらったという。
新千歳空港事務所によると、11日午前11時現在、発着27便の欠航が決まった。
一方、北海道電力によると、強風で倒れた樹木によって高圧線が断線するなどのトラブルが各地で発生。11日正午までに浦河町、苫小牧市、新ひだか町、占冠村など36市町村で延べ7万9390戸が停電した。
道教育委員会によると、苫小牧市や釧路市などの小中学校・高校、特別支援学校154校が休校となった。