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金沢駅構内に頼れる「交番」
北陸新幹線金沢開業を前にし、県警鉄道警察隊が9日、JR金沢駅構内に移転した新しい事務所で任務を開始した。
旧事務所は高架下の目立たない場所にあったが、新事務所は人通りが多い商業施設「あんと」の入り口近くに開設。移転に伴い、道案内、落とし物の届け出受け付けなどの交番機能も兼ね備えたとしている。隊員数は今月から2人増員し、専従の隊長(警部)以下7人態勢で、新幹線に乗って警戒する「列車警乗」や駅構内のパトロールなどの任務にあたる。事務所前には、65インチの広報モニターを設置し、架空請求詐欺や置き引きへの注意も呼びかけていく。
開所に合わせて谷本知事が事務所を訪れ、「いよいよ開業まであと5日に迫った。治安維持に最善を尽くしてほしい」と隊員を激励した。村田和生隊長は「事務所が移転し、『駅の中の交番』になった。利用者に気軽に立ち寄ってもらいたい」と話した。
外国語を話せる隊員も配置され、新幹線開業後に増加が見込まれる外国人観光客に対応する。ロシア語や英語などが堪能な池田寿美子巡査部長は、「観光客の皆さんにも安全安心を感じてもらえるよう、おもてなしの心を持って任務にあたりたい」と意気込んだ。
県警本部ではこの日、幹部ら約50人が集まり、開業日の金沢駅周辺の雑踏警備について話し合う会議が開かれた。会議の冒頭、小島裕史本部長は「開業日当日は様々な祝賀行事が予定され、多くの人が県内を訪れる。緊張感を持つ一方で、立ち振る舞いが石川県の第一印象となるので、懇切丁寧に対応してもらいたい」と呼びかけた。
県警は12~15日の4日間にわたり、各部や新幹線沿線の警察署に特別警備本部を設置し、360人態勢で式典の警戒や交通整理などを行う。