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もはや愛はいらない? イマドキの若者たちが持つ“結婚観”の実態
【相談者:20代女性】
彼と付き合って4年になるので、そろそろ結婚を意識しなきゃとは思いつつも、結婚することのメリットがいまひとつピンときません。こんなことを意識しない人は普通に結婚していくんだとは思いますが、みんなは結婚に対して何を求めているのでしょうか?
●A. 感情よりも安定を求めるのが、近ごろの結婚観です!
ご質問ありがとうございます。人間観察好きの物書き、ときわひでたかです。
結婚というと、「愛し合う二人が共に暮らせる幸せ」といった感情的な充足を求めるイメージがあるかもしれません。しかし、近ごろの統計結果では感情的なものよりも、結婚に対して“安定”を求める傾向が強くなっています。
「ロマンスの果てに辿り着くのが結婚」というイメージからは様変わりし、不安定な世の中を乗り切るために、安定を求める傾向が強くなっているというのも、このご時世だけに妙に納得してしまいます。
ここでは、みなさんが結婚に対してどういったメリットを感じているのか、統計結果をひも解いてみましょう。
●結婚と愛情はイコールじゃなくなってきている
統計結果によると、「愛情を抱いている人と共に暮らせる」ことを結婚に対するメリットと感じている人が減少傾向にあります。世の中も不況が続き、気づかない間に若い世代の人たちも、大胆に生きるよりスマートでコンパクトに生きるということを選択している気がします。
「愛情をもっと膨らませるための結婚」といった羨望的なイメージは、今や遠い昔ということになります。
●結婚に対して女性はやっぱり現実的
女性の統計結果では、「経済的に余裕が持てる」ことを結婚のメリットとして感じている人が増加傾向にあります。
愛情という感情的なメリットが減少し、経済的なメリットが増加するというのは結婚へのイメージが、“憧れの結婚”というものから“安定のための結婚”へと移り変わってきていることを示しています。
昨今の日本の経済状況を見ていると、とても安定しているとは言えず、そんな状況下では、やはり女性も結婚に対して現実的にならざるを得ないようです。
●なんだかんだで、家族が何よりの宝もの
いかに結婚が理想的なものではなく現実的なイメージになってしまったとはいえ、やっぱりみなさん「子どもや家族を持てる」というのを、一番のメリットとして感じています。
二人の愛情や経済的なメリットはもちろん大切ですが、家族を持つという、大きな意味での人生の安定を最も大切にしている証だと言えます。
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これらの統計結果を見てもわかるように、パートナーと共に暮らす結婚という選択肢を選ぶことを、人生の安定と結びつけたいという願望が垣間見られます。
どんなタイミングで結婚を決断するのがベストかは人それぞれです。これからの自分をイメージしたときに、精神面や身体的に安定を求めだした瞬間が、パートナーとの最適な結婚のタイミングだと言えるのではないでしょうか。
【参考リンク】
・第14回出生動向基本調査 | 国立社会保障・人口問題研究所
●ライター/ときわひでたか(人間観察専門家)