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夫だって産後うつになる!? ドラマ『残念な夫。』が描いた、夫と妻の言い分5選
もうすぐ最終回を迎えるドラマ『残念な夫。』。産後の家庭に起こる変化と、夫と妻、お互いへの不満がコミカルに描かれており、「あるある!」と毎回視聴者に共感を得ていた様子。そこでマイナビウエディング編集部では、共感度の高かった両者の言い分を抜粋、ご紹介します。
■ 「手伝う」という言葉に腹が立つ! 妻の言い分
(1) 育児を“手伝う”という言葉に腹が立つ!
これは、実際にもよく聞かれる言葉。パパたちはどうしても、自分はサブの存在で、「いざとなったら手伝う」「指示してくれたら、その通りにする」というスタンスになりがちですよね。ママたちも、自分にしかできないこともあるのは分かっているけれど、疲れやストレスが貯まると、つい「あなたにだって、ちゃんと親としての責任があるのよ!」と叫びたくなってしまう瞬間があるようです。
(2) 育児をやったから“ご褒美”? 私は毎日やっているのよ!
夫が子守をした一日の終わり、「育児を頑張ったご褒美♪」と満足気にビールを飲みまくる夫。ドラマでは「ご褒美? 私は24時間365日やっているのに、たった2回目で何を言うか!」と妻をいらつかせていました。そんな妻は慌ただしい日々のなか、上司だけが「頑張っていますね」と奮闘ぶりを褒めてくれ、夫の知らないところで涙をこぼしているのでした。休日を費やして子守をした自分にご褒美をあげたくなる気持ちはわかりますが、パパたちはぜひ毎日育児に奮闘するママにも、ご褒美の言葉をたくさんかけてあげてくださいね。
(3) 会社じゃ後ろめたいし、幼稚園に行けば子供に申し訳ない。そんな気持ち、あなたにだけはわかってほしかった!
一時的に仕事復帰した妻。育児も仕事も完璧にこなせず落ち込んだ折に、夫は「別に働かなくてもいいのに。働くなら、こっちに迷惑かけないでほしい」とポロリ。それを聞いて、妻は思わず「なんとか両立したいって思ってるけど! 中途半端な自分の責任だってわかってるけど……!」と訴えます。その後、手伝いに来た夫の母親が、冷蔵庫の常備品や整頓された部屋を見て、妻の努力の跡への“気づき”を促していたのが印象的でした。「千里さんだって、ママだけど、自分の人生があるのよ」と。女性にだって、自分の人生を頑張りたい気持ちがある。夫も優しさで言ったのでしょうが、「働かなくていいのに」という言葉が必ずしも妻を喜ばせるわけではない、ということは勉強になりますね。
■ 夫だって寂しい!? 産後うつにもなる!? 夫の言い分
(1)子供が生まれてから、夫の地位が格下げで寂しい……!
子どもが生まれてから、愛する妻は子どもにかかりきり。夜の営みについても、「疲れてそれどころじゃない」「そんな気分になれない」と妻が言うため、夫もその場では「俺たちのペースでいい。いろんな夫婦がいていい」と理解を示します。しかし、陰では「家での地位も格下げだしな……」と落ち込み、「こんなときに優しい美女に微笑まれたら、誰だってぐらっと来てしまう~」なんて寂しい本音を漏らします。
実際の夫婦からも、旦那さんが「出産後2カ月間、僕の顔を見なかったね」と言ってきた、なんて話を聞いたことがありますが、出産後に妻がかまってくれなくなり、「寂しい」と感じる男性は少なからずいるようです。
(2)夫だって、産後の環境の変化に戸惑っているんだ!
ドラマでは、英才教育に暴走する夫への不満がストレスになって妻の体調が崩れ、「もしや夫源病!?」と騒ぐ場面がありましたが、一方で、夫たちも産後の妻や家庭の変化に付いていけず、ストレスを募らせます。「アメリカでは、夫も10人に1人は産後うつになる、というデータがある」なんて台詞も登場しましたが、子どもが生まれて起きる変化にうまく適応できないこともあるのは、女性だけじゃない。この点は頭に入れておきたいものですね。
育児を巡って衝突を繰り返しながらも、一歩ずつ理解を深めあっていく主人公たち。ドラマでは、初めての子育ての“不安”を夫婦で共有する場面もありました。妻は「朝起きたら、赤ちゃんがちゃんと息をしているか確かめてしまう」「大丈夫かな、死んじゃわないかっていつも不安なの!」と言い、夫も一日育児を交代したことで、「その気持ちがわかった」と告白します。実際、頼る人の少ない都会での育児では特に、妻は夫の理解やサポートを頼りにしているもの。世界にひとつだけの家族、変化や困難にもしっかり手を取り合って、乗り越えていきたいものですね。
(文/外山ゆひら)
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