結局いつがいい？最新研究が明かす「初エッチ」のタイミング

　

好きな人とデートをするようになると、「いつ深い関係になるのか」は悩ましい問題。男性は「なるはやで」という人が多く、女性は「カラダ目的なのでは？」「遊んでいると思われるのでは？」など、気になるものです。幸せな交際をするためには、一体「初エッチ」はいつするべきなのでしょうか。

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■初エッチのタイミングとその後の幸福度

米コーネル大学が『Journal of Marriage and Family』に発表した論文によると、初エッチのタイミングとその後の幸福度には、強い相関関係がありそうです。コーネル大学の研究チームは、結婚もしくは同棲しているカップル600組を対象に、最初に性行為を行ったタイミング、現在のコミュニケーションの量、性生活への満足度、お互いの関係にコミットしているか（責任感を持っているか）などを調査しました。

初めての性行為のタイミングについては、約3分の1のカップルが「1ヶ月以内」、28%が「交際開始から半年以上待った」と回答しています。そして、この回答を分析した結果、初めて性行為をするまでに長い期間を経た女性ほど、現在の2人の関係への満足度が高いことが判明しました。また、性生活に関しても、交際後1カ月以内に性行為を行ったカップルよりも、6カ月以上待ったカップルの方が、より満足度が高いという結果になりました。

初めての性行為までの期間と幸福度は、男性は女性よりも相関関係が弱いものの、性行為までの交際期間が長い男性の方が、パートナーとのケンカが少ない傾向が見られたそうです。

■なぜ初エッチのタイミングでその後の幸福度が変わる

調査を行った研究者は、「性行為は恋愛の重要な要素の一つではあるが、その他の重要な要素（互いへの理解や責任感を深めたり、価値観を共有することなど）を育むのを阻害する可能性がある」とコメントをしています。

性行為を行う前の交際期間は、カップルにとって、「お互いを知り、どれだけ相性が良いかを判断する期間」であり、この期間が短いと判断が鈍り、長期的には満足のいかない関係をズルズルと続けてしまうリスクを高めるようです。

■幸せな恋愛・結婚をしたければ「スロー恋愛」を

確かに、もし付き合い始めてから半年以上も性行為をしないで付き合っていけるのであれば、かなり良い相性だと言えるでしょう。また、もし男性が「カラダ目当て」であれば、とても半年も待つことはできず、あなたを本気で好きではない男性は撤退していくと考えられます。

男性の場合、本当はとても相性がよかったのにも関わらず、相手のことを十分に知る前に性行為をしてしまったことで急速に興味が冷め、せっかくの縁を短期で終わらせてしまうリスクを回避することができます。

以上のように、「恋愛はゆっくり進める」のが得策のようです。じっくりと相手を見極め、信頼関係を育む期間を設けるようにしましょう。