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驚愕…「Facebookはナルシストの活動の場」と研究で判明

驚愕…「Facebookはナルシストの活動の場」と研究で判明 

Facebookなどのソーシャルネットワークサイト(SNS)では、恋人や友人・知人とネット上で情報交換したり、懐かしい人と再会できたりなど、様々なメリットがありますよね。

また、最近ではFacebookでの出会いからリアルな交際に発展し、結婚にまで至ったなんてケースもあるようです。

しかし、Facebookには輝かしい面ばかりがあるわけではありません。なんと最新の研究で、Facebookとナルシストとの関係が明らかになったのです。

米国の心理学サイト『PsychCentral』で報じられた気になる研究結果は以下のとおり。

 

今や世界中で絶大な人気を誇るFacebookですが、SNSは、必ずしも万人にとって素晴らしい環境であるわけではありません。

ウエスタンイリノイ大学による最新の研究報告書は、SNSの人気に批判的な眼差しを向けています。

同大学でコミュニケーション学の准教授をしているクリストファー・カーペンター博士は、Facebookにはダークサイドがあるとの仮説を立てました。

カーペンター博士によれば、Facebookは平均的なナルシストにとって理想的な場であるというのです。ナルシシズムとは、“広範な自己誇大感、称賛されることへの飽くなき欲求、過剰な自己重要感”と研究では定義されています。

「Facebookは広く浅い人間関係と感情抜きのコミュニケーションをもたらす」というのがカーペンター博士の主張です。

また、一般的にSNSにおいては、自分をいかに表現し、人からどう見られるかを、ユーザーがコントロールすることが可能であるとも述べています。

今回のカーペンター博士の研究には、292名の被験者が参加し、うち75パーセントが大学生であるとのことです。

研究では、まず被験者のナルシスト度を“NPI(The narcissistic personality inventory)”という尺度で測ったうえで、彼らのFacebookでの自己宣伝行動(ステータスアップデートや写真、プロフィール情報など)、および反社会的な行動について調べました。

反社会的な行動とは、必要以上につながりを求めたり、自分のステータスアップデートに誰かが“いいね”をしてくれなかったら激怒したり、批判的なコメントには報復したりといった行動です。

ナルシスト度を測る尺度のなかには、自己誇大顕示欲(GE)や、他者収奪・自己権利主張傾向(EE)といった項目があります。

それぞれの項目について簡単に述べると、まずGEとは虚栄心、優越感、自己陶酔、自己顕示欲などを示すものです。

一方、EEとは、「自分は尊敬されて当然だ」といった感覚や、他人を意のままに操ったり利用したりしょうとする意欲であると、カーペンター博士は説明しています。

カーペンター博士は、GEが高い人ほどFacebookでの自己宣伝行動がさかんで、またEEの高い人ほど反社会的な行動に出やすいのではないかと仮説を立てたのです。

研究結果はカーペンター博士の仮説を裏付けるものでした。つまり、GEと自己宣伝行動、EEと反社会的な行動とは関連性があることが明らかになったのです。

また、病的な自己愛者のナルシストとは異なり、健全な自尊心の持ち主は、必ずしも自己宣伝行動がさかんなわけではなく、自尊心の高い人ほど反社会的な行動はとりにくいことがわかりました。

自分に自信がなかったり傷つきやすかったりする人は特に、Facebookで表現されていることは必ずしも真実を映し出しているわけではないということよく認識しておくべきでしょう。

Facebookが人々にとって傷ついた自我を修復し、社会的なサポートを求めるための場であるとすれば、Facebookでネガティブなコミュニケーションがいかになされるかや、どんな人がそうしたコミュニケーションに夢中になるのかについて知ることはきわめて重要といえます。

願わくば、自己愛を満たすための反社会的な道具としてFacebookを用いるのではなく、人とよりよい関係を築くために活用していきたいものです。

「Facebookの長所と短所を理解するとともに、前者を強化し後者を抑制するためにも、Facebookのダークサイドについての今後さらなる研究が必要です」

と、カーペンター博士はしめくくっています。

 

以上、Facebookとナルシストの関係について、最新の研究結果をお届けしましたがいかがでしたか?

「Facebookを利用しているのはリア充ばかり」なんて声を聞いたことがありますが、Facebookでリア充のように見える人が本当はナルシストかもしれない……というのはちょっとドキッとしますね。

もちろん、Facebookにはメリットもたくさんあるので、カーペンター博士も主張しているようにプラスマイナス両面をよく理解したうえで、うまく活用していきましょう!

 

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