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4月11日は「月」が出ない!? 知っているようで知らない、月のかたちと時間の関係【恋占ニュース】
旧暦をたしなみ、月の満ち欠けを意識した暮らしをしている人の中には、月の情報が載っている手帳やカレンダーを使っている人も少なくないでしょう。そこで今回は、「月齢」と「月の出入りの時刻」の表記についてご説明します。手帳やカレンダーなどに記載されている情報の意味がわかるようになると、月との付き合い方がもっと楽しくなるはずです。
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◆新月の願い事もバッチリ! 知っておきたい月齢のこと
月齢とは、人間でいう年齢のようなもので、新月(朔)から経過した時間を日単位で表したもの。生まれたばかりの赤ちゃんは0歳ですが、ひと月経過するごとに1ヵ月、2ヵ月といいますよね。それに似ていて、生まれたばかりの新月は月齢0.0で、1日ごとに1ずつ月齢が増えていきます。
ここでいう「生まれたばかりの新月は月齢0.0」とは、新月になった瞬間という意味です。
手帳やカレンダーを見ると、新月のマークは日付に対してついています。けれど天体はつねに動き続けているので、宇宙空間の中で位置を少しずつ変えています。厳密にいえば、新月とは1日の中での瞬間の現象。何時何分と時刻で示すことができるのです。
「新月の願い事」をするときは、新月の瞬間時刻から8時間以内に願い事を書き出すというルールがあるのだそうですね。その瞬間の時刻こそが「月齢0.0」です。
たとえば、1月1日0時0分が新月(朔)だとすると、その瞬間が月齢0.0。同日の12時0分は12時間経過したことになるので月齢0.5、1月2日0時0分は月齢1.0という具合です。また、月の満ち欠けの周期はおよそ29.5日ですから、月齢が50や100になることはありません。
満月以降、月の見た目は欠けていきますが、月齢はあくまで時間の経過を表したもの。欠けていく月の時期でも月齢は1ずつ増え続け、次の新月(朔)がくると0.0に戻ります。
ただし、次の新月の瞬間が0時0分とはかぎりません。さらに、月齢を定める時刻は任意です。
そのため、たいていの暦に記載されている月齢は正午を基準としていて、正午月齢といわれています。
◆突然月がいなくなる?! 月の出入りの不思議
日の出・日の入りの時刻は、前日と比べて大きく変わることはありませんよね。また、お昼過ぎに太陽が昇ってくるということもありません。一方、月の出は前日と比べて、平均50分ほど遅くなります。
ポイントとなる月相ごとに、おおざっぱに月の出入りを見ていくと、次のような具合です。
<新月>
日の出の頃に月が出て、日の入りの頃に月は沈む。
<上弦の月>
お昼頃に月が出て、夜中に月は沈む。
<満月>
日の入りの頃に月が出て、翌日の日の出の頃に月は沈む。
<下弦の月>
夜中に月が出て、お昼頃に月は沈む。
それでは、4月10日(金)から12日(日)の月の出入りの時刻を見てみましょう。
4/10 [月の出]23:27 [月の入り]09:04
4/11 [月の出]–:– [月の入り]09:58
4/12 [月の出]00:18 [月の入り]10:57
なんと、11日の月の出がない?! いえいえ、どうかご安心を。月はちゃんと出てきます。
日没から日の出まで、夜はひと続き。ですが、午前0時になると夜の真っ最中でも日付が変わってしまいます。それが原因でこのような表記になってしまうのです。つまり11日中に月は出てきませんが、日付が変わって00時18分にちゃんと出てくるというわけ。
ちょっとややこしいですが、慣れてしまえば簡単です。
◆手軽に月齢をチェックできるおすすめアイテム
このような月の情報は手帳やカレンダーにもともと記載があれば確認できますが、そうでない場合は、スマートフォン用のアプリがオススメ。
私の場合、月相と月齢がわかるアプリをダウンロードして、そのウィジェットをホーム画面に貼りつけています。刻々と変化していく様子が目でわかり、まるで月の息遣いが伝わってくるかのよう。その画面を見るたびに、ちょっと大袈裟ですが月と一緒に生きている感じがします。また、日付が変わって新月の日になっても月齢0.0にはならず、新月の瞬間時刻になるまでは、月齢が28や29と表示されるのもおもしろいです。
月に関するアプリはたくさんリリースされているので、自分好みのものを一度探してみるといいかもしれませんね。
月の情報を活用できるようになると、空に月を探したり、ライフスタイルに月の満ち欠けを取り入れたりするときに役立ちます。旧暦をたしなむ生活が、よりいっそう楽しくなることは間違いありません。
景山えりか(かげやまえりか)
暦文化研究家、星のティーセラピー(R)レッスン倶楽部主宰
旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。
著書:『自然とつながる暮らしかた 空の向こうは私のうちがわ』(講談社)。