日米でアジア平和主導＝米軍制服組トップと会談－安倍首相

　

　 握手する安倍晋三首相（右）とデンプシー米統合参謀本部議長＝２５日午後、首相官邸

　 　安倍晋三首相は２５日、首相官邸で米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長と会談した。首相は４月下旬からの訪米について「日米同盟によって、アジア・太平洋地域の平和と安定に主導的役割を果たしていくとのメッセージを発出したい」との考えを示した。
　　これに対し、デンプシー氏は首相訪米にあわせて開く外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会（２プラス２）を念頭に「日米防衛協力の指針（ガイドライン）の見直しでより良い協力関係が築ける」と語った。　
　　これに先立ち、中谷元防衛相も防衛省でデンプシー氏と会談。中谷氏は沖縄県と対立している米軍普天間飛行場（同県宜野湾市）の名護市辺野古への移設について「着実に進めていく方針にいささかも揺るぎはない」と伝えた。デンプシー氏は「普天間の事業は大変重要だ。（日本）政府の取り組みに感謝したい」と述べた。